妻の浮気の原因ランキング｜女性の浮気理由をランキング形式で弁護士が解説

妻の浮気が発覚したとき、やはり気になるのは「なぜ浮気をしたのか」という原因・理由ではないでしょうか。特に、夫婦仲が良好で、何らの問題もなかったのに浮気していたことが露見すると、寝耳に水で原因に思い当たりがないという場合もあるでしょう。一見すると浮気する理由のないような人でも、実は浮気をしていた、というケースも見受けられます。

そこでこの記事では、なぜ妻が浮気をしてしまったのか、主な原因についてランキング形式で解説させていただきます。

妻が浮気する原因を把握しておくことで、浮気に至った背景や妻の心理状態などを理解し、関係修復や浮気の予防対策に役立てられるかもしれません。

本記事が、少しでもご参考となりましたら幸いです。

 

 

妻の浮気の原因ランキング

それではさっそく、妻が浮気する原因として多く見られる理由について、見ていきましょう。

妻の浮気の原因【ランキング】

妻の浮気の原因として代表的なものをランキングにしてみますと、一般的には次の通りとなります。

なお、これらは公的な統計や明確なデータに基づく順位ではなく、実際にお受けした相談事例や心理学的知見などを参考に、よく挙げられる原因を整理したものです。あくまでご参考程度にご覧ください。

それでは、一つずつ具体的に確認していきましょう。

① 夫婦間のコミュニケーション不足

結婚生活を続けていく中で、交際していた頃の新鮮感が薄れていき、夫婦間のコミュニケーションが事務的なものになっていってしまうことは珍しくありません。

次第に日常的な挨拶や「ありがとう」といった感謝の言葉もなくなってしまうと、もはや夫婦ではなくただの同居人のように感じられるようになってしまうこともあるでしょう。

こうした日々が続くと、「夫は私に関心がないのでは」と思うようになり、寂しさを夫以外の外部の人間で埋めようとしてしまい、浮気に走ってしまうケースもあるのです。

コミュニケーション不足は、直接的な浮気の原因ではないように見えて、実は浮気へと至る土台になりやすい、非常に重要な要素だといえるでしょう。

 

② 共感してくれる異性との関係が深まった

家庭内で気持ちを共有する機会が減り、「夫には話しても理解してもらえない」と感じる状態が続くと、自分の悩みや気持ちを分かち合える相手を、外に求めてしまうことがあります。

たとえば、職場の同僚や趣味のグループなどで、さりげなく共感の言葉をかけてくれたり、自分の話を否定せずにじっくり聞いてくれたりする異性と出会うと、その存在が心の支えのように感じられるようになっていき、男女の関係になってしまうことがあるのです。

最初は単なる相談相手だったとしても、日常的なやりとりが積み重なることで、「この人だけはわかってくれる」「夫よりも私のことを理解してくれている」などと、次第に特別な存在として意識し始めてしまうことが、浮気のきっかけになってしまうケースも珍しくありません。

 

③ 恋愛感情や刺激が欲しい

結婚生活が落ち着くにつれて、恋人時代のようなドキドキ感や高揚感は次第に薄れていきます。

特に、子育てや家事、仕事に追われる日々の中で、「女性として扱われていない」「ときめきを感じることがまったくない」と感じるようになり、夫のことを「異性」ではなく「家族・子どもの父親」と見てしまうようになるのです。

異性から優しくされたり、ふとした瞬間に特別扱いされたりすることで、「誰かにとって魅力的な存在でいたい」という感情が刺激され、自分でも気付かないうちに恋愛感情に似た気持ちを抱いてしまうことがあります。

恋愛感情や刺激を求める気持ちは、浮気に対して明確な意図がなくても、ふとしたきっかけで芽生えるものです。

そしてその感情を放置したままにしていると、気づいたときには浮気関係に発展していた、ということも少なくありません。

 

④ 性的不満・セックスレス

夫婦関係が長くなるにつれて、性的なふれあいやスキンシップが減っていくことは珍しいことではありません。

特に、出産や育児、仕事の多忙などをきっかけにセックスレス状態になり、それが長期間続くと、「もう女性として見られていないのではないか」「必要とされていないのでは」といった気持ちが積み重なっていきます。

そうした中で、異性から性的な関心を示されたり、優しい言葉をかけられたりすることで、自分でも気付かないうちに心が動いてしまうことがあるのです。

性的な不満やセックスレスは単なる身体的な問題にとどまらず、自己肯定感や夫婦関係にも少なくない影響を与える問題なのです。

 

⑤ 出産・育児によるストレスや孤立感

出産や育児は、女性にとって心身ともに大きな負担となるものです。

そうした中で、夫の協力や理解が得られず、育児や家事の大部分を一人で担っていると、「私ばかりが頑張っている」「誰も助けてくれない」といった不満や不安、ストレスが募っていくでしょう。

昼夜問わず続く授乳やお世話、思うように取れない睡眠、自分の時間がまったくない生活の中で、孤独感や不満、苛立ちが積み重なっていってしまいます。

そのようなタイミングで、優しく声をかけてくれる異性と出会ったり、気持ちに寄り添ってもらえたりすることで、心が一気にそちらへ傾いてしまうケースも少なくありません。

出産や育児によるストレスや孤立感は、家庭外に心の居場所を求めるきっかけとなり、浮気につながることがあるのです。

 

⑥ 自己肯定感の低下と承認欲求

結婚生活や育児、仕事に追われる日々の中で、「誰にも認められていない」「女性としての魅力を失ってしまったのではないか」という気持ちが強まることがあります。

特に、夫から感謝や労いの言葉が減ったり、愛情表現がなくなったりすると、自己肯定感が下がりやすくなります。

その状態で、異性から褒められたり、優しくされたり、特別扱いされたりすると、「自分はまだ必要とされている」「女としての価値がある」と感じ、気持ちが揺らいでしまうことがあります。

このように、承認欲求や自己肯定感の低下が背景にある場合、「自分の存在価値を確かめる手段」として浮気してしまうこともあるのです。

 

⑦ 夫からのDVやモラハラ

夫から日常的に暴力を受けている状況や、威圧的な態度や支配的な言動を受けることが続くと、心は少しずつすり減っていきます。

たとえば、「どうせおまえには無理だろう」「黙って言うとおりにしていればいい」などの言葉を繰り返し浴びせられたり、身体的な暴力を振るわれていたりすると、自信や尊厳が失われ、家庭内で安心して過ごすことができなくなってしまいます。

その結果として、優しく声をかけてくれる異性に安心感を覚えたり、話を聞いてくれる人に心を許してしまったりする中で、浮気へ発展していくことがあります。

浮気という行為の裏には、ただの気の迷いではなく、暴力から逃れたいという心理や現実逃避があるケースもあるのです。

 

⑧ 元恋人と再会した

過去に交際していた元恋人と、たとえば同窓会や職場の異動、SNSなどを通じて再会し、連絡を取り合うようになったことがきっかけで、浮気に発展してしまうケースもあります。

特に、現在の夫婦関係が冷え込んでいたり、家庭内で孤独を感じていたりする場合、過去の恋愛の記憶が理想化され、「あのとき別れなければよかった」といった未練や期待が膨らんだ結果、浮気に繋がってしまう場合もあるようです。

元恋人との関係には、かつて親密だった記憶や感情の蓄積があるため、再燃するのに時間がかからないという特徴があり、それが浮気のハードルを下げてしまう要因にもなっています。

 

⑨ 受け身のまま誘いに流されてしまった

自分から積極的に浮気をしようと思っていたわけではなくても、相手から誘われたり好意を寄せられたりするうちに、曖昧なまま関係が始まってしまうケースもあります。

「強く断るのが苦手」「相手を傷つけたくない」といった気持ちや、「このくらいなら大丈夫だろう」という油断から、なし崩し的に関係が深まっていってしまうこともあるのです。

特に、日頃から自信がなかったり、人の期待に応えようとする傾向が強かったりする人は、「求められていることが嬉しい」「断る理由が見つからない」といった感情が先行し、受け身のまま流されてしまうことがあります。

その結果、気がついたときには一線を越えてしまっていたという場合も少なくありません。

 

⑩ 浮気を悪いことだと思っていない（倫理観・価値観のズレ）

そもそも、「浮気は悪いことではない」「心が動いていなければ浮気ではない」といった価値観を持っている人もいます。

たとえば、「恋愛感情がないから問題ない」「家庭とは別の話だから」と自分の行動を正当化し、罪悪感なく浮気をしてしまうケースもあるのです。

また、「夫婦関係が冷めているのだから外に癒しを求めるのは当然」といった考え方や、「浮気する側より浮気される側に原因がある」といった考え方をする妻もいるようです。

こうした価値観のズレは、浮気の再発リスクが高いだけでなく、夫婦間で話し合いをしても意見がかみ合わず、信頼関係を築き直すことが難しい可能性も高いです。

 

さて、以上でご紹介した浮気の原因は、実際によく見られる傾向をもとに整理したものですが、必ずしも全てのケースに当てはまるわけではありません。

それぞれの夫婦関係や置かれている環境によって、背景やきっかけはさまざまです。また、実際のケースでは複数の要因が絡み合っていることも多く、原因・理由を一つに断定できないことが少なくありません。

実際に離婚や慰謝料といった法的問題へ発展した場合には、このような原因について個別事情を丁寧に整理し、冷静に状況を判断することが大切です。

夫の浮気の原因ランキング

それでは、妻の浮気の原因ランキングを確認しましたので、夫の浮気の原因ランキングについても見ておきましょう。

夫の浮気の原因【ランキング】

夫の浮気の原因として代表的なものをランキングにしてみますと、一般的には次の通りとなります。

それでは、具体的に見ていきましょう。

① 妻とのセックスレスや性的な不満

結婚生活が長くなるにつれ、夫婦のスキンシップや性的な関係が減っていくことは少なくありません。

特に、出産や育児を経て妻が性的な接触を避けるようになると、夫は「もう男として見られていないのではないか」「求めること自体が悪いことなのではないか」と感じ、フラストレーションを抱えるようになります。

このような状況が長期間続くと、性欲の不満だけでなく、愛情や自尊心までもが満たされない状態となり、家庭外の異性にそれを補う関係を求めてしまうことは珍しくないのです。

 

② 妻との関係が冷え込み、寂しさや不満を抱えている

日常生活の中で、会話が減り、気遣いの言葉もなくなり、すれ違うことが当たり前の状態になってしまうと、夫婦の関係は次第に冷え込んでいってしまいます。

「ありがとう」「おかえり」といった何気ない言葉のやり取りがなくなり、顔を合わせても必要最低限の会話しかないような状態が続くと、夫は次第に「自分は家庭の中で必要とされていないのではないか」と感じるようになるでしょう。

そうした孤独感や虚無感が積もる中で、家庭外で優しく接してくれる女性に出会ったことがきっかけで、浮気してしまうことがあるのです。

 

③ 自尊心や承認欲求を満たしたい（モテたい・認められたい）

結婚生活が長くなるにつれ、夫婦間で改めて褒め合ったり感謝し合ったりする機会が少なくなってしまうこともあるでしょう。

仕事では思うように評価されず、家庭でも「やって当たり前」のように受け取られていると、次第に「自分の存在価値はどこにあるのか」「誰かに認められたい」という気持ちが強まっていくことがあります。こうした感情そのものは、自然なものです。

ですが、このような状態で、他の女性から好意や関心を示されたり、褒められたりすると、「まだ男として魅力がある」「必要とされている」と実感し、自尊心が満たされていきます。

結果として、承認欲求や自尊心を満たすために、浮気をしてしまうのです。

 

④ 日々のストレスや仕事の疲れから逃れたい（現実逃避）

仕事のプレッシャー、長時間労働、人間関係のストレス、家庭での責任などが重なり、心が疲弊していると、夫は「何もかも忘れたい」「現実から少しだけ逃げたい」と感じるようになり、その逃げ場として、家庭外の女性とに癒しや刺激を求めてしまうことがあります。

たとえば、仕事帰りの飲み会でふと気が合った女性と連絡を取り合うようになったり、休日に誰かと過ごす時間だけが「自分を取り戻せる」と感じたりすることで、浮気が一時的な安らぎになってしまうこともあるのです。

本気で家庭を壊すつもりがなくても、現実に向き合う気力がなくなっている中で、逃げ道としての浮気を選んでしまう人も少なくありません。

 

⑤ 妻に対する怒りや仕返しの感情

「冷たくされてばかり」「自分の意見はいつも否定される」「何をしても認めてもらえない」などの不満が積み重なると、夫の中で妻への怒りや反発心が強くなっていきます。「自分だけが犠牲になる必要はない、自由に生きる」「妻が変わらないなら自分も好きにする、浮気してやる」と思うようになり、妻への反発や仕返しの感情から浮気をしてしまうのです。

 

⑥ 魅力的な女性と出会う機会があった（職場・飲み会など）

浮気に至るきっかけとして、職場や取引先、趣味の場などでの魅力的な女性との出会いも少なくありません。

職場で長く同じプロジェクトを担当していた相手と信頼関係が生まれたり、共通の価値観や会話のテンポが合う女性に惹かれていったりする中で、「気が付いたら特別な存在になっていた」というケースは珍しくありません。

もともと浮気するつもりがなかったとしても、「この人といると居心地がいい」「妻とはもうこういう会話ができない」と感じるようになり、心の距離が縮まっていくのです。そして、特に夫婦関係が冷え込んでいるときや、心に隙ができているタイミングに重なりやすい傾向があります。

 

⑦ 飲酒や酔った勢いなどその場の流れに流された

お酒の席などで気が緩み、その場の流れや勢いで一線を越えてしまうというケースも、一定数存在します。

飲み会の帰りに二人きりになった、宿泊を伴う出張で意気投合したなど、些細なきっかけから、「深く考えることなく関係を持ってしまう」場合があるのです。

 

⑧ 結婚への自覚や責任感が薄い（まだ独身気分が抜けない）

結婚したにも関わらず、精神的な自覚が追いついていない男性も少なくありません。

「結婚していても恋愛は自由」「ひとりの時間も大切にしたい」といった考えから、既婚者としての行動の線引きができず、軽い気持ちで浮気してしまうこともあるのです。

特に、結婚後間もない時期や、もともと自由奔放な価値観を持っていた場合には、「これくらいならバレないだろう」「遊びの一環にすぎない」といった軽い気持ちから浮気を繰り返すケースもあります。

結婚生活に対する責任感や自制心が弱いと、浮気することに対するハードルも自然と下がってしまうのです。

 

⑨ 結婚生活に飽きてしまい、新鮮さを求めている

日々の生活がルーティン化し、会話や行動がマンネリ化してくると、結婚生活に退屈さを感じてしまうことがあります。

同じ話の繰り返しや、いつもと変わらない週末、刺激のない関係性に物足りなさを覚えるようになり、「自分の人生に変化がほしい」と思うようになった結果、浮気という非日常的な行動に繋がってしまうこともあるのです。

特に、若い頃に恋愛経験が豊富だった人や、新しい刺激を求める傾向が強い人は、安定した家庭生活を「つまらないもの」と感じやすく、家庭外に楽しさや高揚感を求めがちです。

浮気が、一時的なときめきや恋愛感情を味わう手段になってしまうことも少なくありません。

 

⑩ 浮気への罪悪感が薄く、浮気を「悪いこと」と認識していない

「一線を越えなければ問題ない」「心が動いていなければ浮気ではない」といった、独自の倫理観を持っている男性もいます。

このような価値観を持つ人は、家庭とは別の場所で恋愛や肉体関係を持つことに対して、強い罪悪感を抱かず、「浮気しても家庭は壊さない」「誰にも迷惑をかけていない」といった理由で、自分の行動を正当化してしまう傾向があるのです。

また、「男は浮気をするもの」といった古い考え方が背景にある場合もあり、そもそも浮気に対するブレーキが働きにくい状態にあります。

このようなタイプの人は、浮気が発覚しても反省する様子が見られなかったり、逆に妻を責めるような態度に出たりすることもあるため、夫婦関係の修復が非常に困難になるケースも少なくありません。

妻の浮気の原因ランキングに関するQ&A

Q1.妻の浮気の原因で最も多いものは何ですか？

A: 明確な統計データがあるわけではありませんが、実務上よく見られるのは「夫婦間のコミュニケーション不足」や「寂しさを感じていたこと」といった理由です。

特に、心のすれ違いが続いたまま夫との交流がなくなると、精神的な繋がりを外に求めるようになり、浮気に発展してしまうケースが少なくありません。

Q2.出産や育児が浮気の原因になることもあるのですか？

A:はい、あります。出産・育児中は心身ともに大きなストレスがかかるため、夫のサポートが十分でないと孤立感や不満が強くなっていきます。このような状況で、自分を気遣ってくれる異性に出会うと、現実逃避のような気持ちで浮気に発展してしまうこともあるのです。

Q3.浮気の原因を知っておくことが、浮気予防にどのように繋がりますか？

A:浮気に至る原因をあらかじめ理解しておくことで、関係が悪化しそうな兆しや心のすれ違いに早く気づくことができ、未然に対処することが可能になります。

たとえば、妻が寂しさを感じやすいタイプであることを理解していれば、日常的な感謝の言葉や丁寧な会話を心がけることで、孤独感を和らげることができます。共感や承認を求める気持ちが強い傾向があると分かっていれば、外部の異性に心を開く前に、夫婦間でしっかりと向き合う姿勢を見せることが大切です。

こうした日頃の心がけによって、妻の浮気を予防することが期待できるでしょう。

 

 

まとめ

本記事では、妻が浮気に至る主な原因について、特に多く見られる傾向をランキング形式で解説させていただきました。

妻が浮気する原因としては、夫婦間のコミュニケーション不足に起因する寂しさや承認欲求の高まり、育児ストレス、過去の恋愛感情の再燃といった、さまざまな心理的・環境的な要因が複雑に絡み合っていることが多いです。

もちろん、浮気の原因は全てのケースに当てはまるわけではなく、それぞれの夫婦関係や状況によっても異なります。

ですが、あらかじめ代表的な原因・要因を知っておくことで、日頃の夫婦関係の危うさや浮気のリスクに早めに気付き、予防や早期の対処に活かすことができるかと思います。

万が一、浮気が発覚した場合には、感情的に行動するのではなく、事実関係を冷静に整理し、今後の対応方針（関係修復か、離婚か）を慎重に検討することが重要です。

慰謝料請求や離婚といった法的な問題に発展する可能性がある場合には、なるべく早めに弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。弁護士法人あおい法律事務所では、弁護士による法律相談を初回無料で行っております。ぜひお気軽にご利用いただければと思います。