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夫婦喧嘩で無視する旦那や妻の心理は?疲れた場合の対処法なども解説

監修者:弁護士法人あおい法律事務所

代表弁護士 雫田雄太

略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。
1,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。

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夫婦喧嘩の後、1日、2日、1週間・・・と長い期間にわたって、無視したり、無視されたりする状態が続くことがあります。

まだ相手と夫婦としてやり直したい場合は、すぐにでも仲直りしたいものですが、話しかけても答えてもらえなかったり、子供とは会話しているのに自分とは会話してもらえなかったりすると、仲直りの会話すらできません。

そうした相手に対して、夫婦喧嘩の後どのように対処したら良いのでしょうか。

この記事では、夫婦喧嘩をした後に夫婦間で会話がない場合、どのように対処すべきなのか、夫婦喧嘩で無視する旦那や妻の心理状態を探っていきます。夫婦喧嘩をした後の配偶者の心理状態を理解し、無視された場合の対処方法について、詳しく見ていきたいと思います。

目次

夫婦喧嘩の後に無視する旦那・妻の心理状態は?

心理状態1.お互い冷静になる時間がほしい

夫婦喧嘩の後、旦那や妻が相手を無視する心理はさまざまですが、特に、夫婦喧嘩で感情的になっているため冷静になる時間がほしいという心理状態で相手を無視してしまうことがあります。

夫婦喧嘩が続いたり、夫婦喧嘩後も相手との会話が続いたりすると、気持ちを落ち着かせる暇がなく、ヒートアップしてしまいがちです。特に旦那・男性の場合は、怒ったり怒鳴ったりしてしまいそうだから、我慢するために無視する、という傾向が見られます。

このような心理で夫婦喧嘩の後に無視することは、相手に対する敵意や攻撃としての無視ではなく、より冷静で建設的な対話を可能にするために、気持ちを落ち着ける時間を確保するための手段としての無視なのです。

ですが、気持ちを落ち着かせるために無視するといっても、「冷静になりたいからしばらく話しかけないでほしい。」と相手に伝えていなければ、相手は旦那や妻から無視される理由が分からないため、不安になったり怒りの気持ちを抱いたりしてしまいかねません。

怒りをおさえ気持ちを落ち着かせることは、仲直りのためには重要ですが、「冷静になるための時間がほしいから話しかけないでほしい。」と伝えておかなければ、夫婦関係修復において逆効果となる可能性もあるでしょう。

心理状態2.相手から謝ってもらいたい

夫婦喧嘩の原因が相手にある、相手に非がある、と考えている人は、「自分は悪くないから相手に謝ってもらいたい。」という心理状態であることが少なくありません。

この心理状態では、無視を通じて旦那や妻に対し「自分は悪くない」という立場・気持ちをアピールし、相手に反省と謝罪を促そうとします。この無視は、単に沈黙を保つということではなく、相手に過ちを認識してもらい、それに対する謝罪を求めるための戦略的な手段としての無視なのです。

しかし、この方法では旦那や妻に真意が正確に伝わらず、誤解を招いたり、さらなる軋轢を生むこともあります。相手も「自分は悪くない。」と思っているような場合は、さらに対立が深まる恐れもあります。

そのため、相手に謝ってほしいと思うのであれば、直接的にその思いを伝え、対話を促すことが望ましいでしょう。

心理状態3.相手に怒りの気持ちを示したくて無視をする

単に怒りに支配されて感情的に無視するケースもあれば、意図的に無視をするケースもあります。

単純に無視するのではなく、相手に対して「自分は怒っているのだ」というアピールをするための手段として、無視をするのです。

こうした心理状態の表現としての無視は、旦那・男性よりも妻・女性に見られやすいといわれています。

しかし、このような無視が問題を解決するわけではなく、しばしば両者の間の溝を深めることになります。相手が自分の怒りの理由を正確に理解していない場合、無視はさらなる誤解を招く原因となりかねません。

心理状態4.会話しても無駄だと思っている

夫婦喧嘩の後に、「相手と会話してもどうせ改善されないし、無駄だと思っている。」という心理から、旦那や妻を無視することもあります。

この心理状態にある旦那や妻は、これまでの経験から、問題を話し合っても解決に至らないと感じていることが多いです。「怒りを示しても、改善を促しても無駄」と諦めてしまい、無駄な努力を避け、エネルギーの浪費を防ぐために、意図的に対話を避ける選択をして、夫婦喧嘩後に無視をするのです。

過去の夫婦喧嘩での対話が効果的でなかったり、同じ問題が繰り返し議論されても改善されなかった経験が重なると、こういった心理状態から無視をすることに至りやすいです。

しかし、この対応は問題の根本的な解決には繋がらず、長期的には夫婦間の溝を深める原因ともなり得ます。

心理状態5.話すとストレスを感じるため会話をしたくない

夫婦喧嘩の後に旦那や妻と話すと、怒りの気持ちで落ち着かなくなったりと、多大なストレスを感じることがあります。そのため、旦那や妻は会話によって心理的な負担が増すことを恐れ、さらなる精神的ストレスを防ぐために無視という手段を取ることがあります。

しかし、無視は夫婦喧嘩の根本的な解決には至りませんし、無視する・無視されるという緊張状態が続くこと自体が、旦那や妻にとってストレスとなるでしょう。夫婦喧嘩の後に無視をすることで、一時的な精神の安定は得られるかもしれませんが、長期的な解決にはなりません。

夫婦喧嘩をきっかけに無視が長引く場合の対処方法はある?

 

夫婦喧嘩をきっかけに無視が長引く場合の対処方法はある?

 

対処方法1.何日か無理に話しかけず放置する

夫婦喧嘩後に旦那や妻が互いに無視する状況が続く場合、何日か、無理に話しかけないでおくという対処方法が考えられます。この期間を設けることで、旦那も妻も感情が高ぶるのを避け、冷静になるための余裕を持つことができます。

特に、感情的になりやすい状況では、すぐに話し合いを試みると逆効果になることがあるため、何日か置くことは、後の対話を円滑にするために効果的です。

この期間は、お互いに自分の感情を見つめ直し、なぜそのような夫婦喧嘩が起きたのか、どのように解決すればよいかを冷静に考えるための大切な期間となります。

無理に話しかけずに放置することは、必ずしも相手に無関心であるという意味ではなく、より建設的な再会話のための準備期間としての役割を果たすのです。この対処方法は、特に感情が昂ぶりやすい夫婦喧嘩の後では、関係の修復に向けて第一歩となり得ます。

対処方法2.自分から謝る

夫婦喧嘩の後に生じる無視が長引く場合、夫や妻が自ら謝ることで関係の修復を試みる方法があります。夫が自分の過ちを認め、妻に対して心からの謝罪を行うことは、互いの間の溝を埋める重要な一歩となります。謝ることは、ただ過ちを認めるだけでなく、夫婦としての絆を再確認し、信頼を取り戻す手段ともなります。

夫や妻が自分から謝ることで、相手も自身の行動を見つめ直すきっかけを持ち、お互いに理解を深めることができます。このような行動は、特に感情が高まっているときには、相手を落ち着かせ、無視を終わらせる効果があります。夫が謝罪することで、妻も自分の感情を明かしやすくなり、それが夫婦間の対話の再開につながることが期待できます。

したがって、夫婦喧嘩による無視が長引いている場合は、夫や妻が勇気を出して謝ることが、関係の修復へ向けた一歩として有効なのです。

対処方法3.LINEや手紙で仲直りしたい気持ちを伝える

夫婦喧嘩の後、特に直接話すことが難しい状況で、夫や妻がLINEや手紙を使って仲直りしたい気持ちを伝えることは、感情が高まっているときの有効な対処方法です。この手法は、口頭で伝えるのが困難な場合に、書面を通じて心を込めて感情や意向を伝えることができます。夫婦喧嘩による誤解や緊張が残っているとき、夫が手紙やLINEで謝罪することは、妻に対して夫が真剣に向き合っていると感じさせる手段となり得ます。

また、書かれた言葉は繰り返し読むことが可能であり、妻が自分の感情を整理し、夫婦喧嘩の原因や解決策を冷静に考えるのに役立ちます。この方法は、夫婦喧嘩の後で何日か時間を置いて行うことで、お互いが十分に時間を持って考え、感情を落ち着けることが可能となり、より建設的な対話へと繋がることが期待できます。

夫婦喧嘩が原因で生じた心の隔たりを埋め、信頼関係を再構築する試みとして、手紙やLINEは非常に効果的です。これにより、夫婦は再び心を開き合い、お互いの理解を深める機会を持つことができます。

なお、夫婦喧嘩後に仲直りする方法や対策については、夫婦喧嘩後の仲直りに関するこちらの記事もご一読ください。

[夫婦喧嘩の仲直りの方法ときっかけ|解決のコツはルールを作ること?]

対処方法4.子供と一緒に話しかける

夫婦喧嘩の後、無視が続いている状況を改善する方法の一つに、子供と一緒に話しかけるという手段があります。この対処方法は、夫婦の間の緊張を和らげ、家族全員が参加する会話を通じて自然な和解のきっかけを作ることができます。夫や妻が子供を交えて話すことで、話題が家庭の日常や子供の話に集中し、それが夫婦喧嘩による感情の高まりを抑える助けとなります。

特に、夫婦喧嘩後に何日か経過しており、お互いに少し冷静になっている時に、子供が関わることで夫と妻の間の対話が再開しやすくなる場合があります。子供がいる環境では、夫婦の行動が直接子供に影響を与えるため、夫と妻は子供の前で良い関係を示すことに努めることが多いです。これは、夫婦喧嘩の後の無視を解消し、家庭内の雰囲気を改善するために有効な方法です。

夫が子供を通じて妻に話しかけることは、家庭内のコミュニケーションを促進し、お互いに対する理解を深める機会を提供します。このやり方は、夫婦が直接対峙することのプレッシャーを減らし、よりリラックスした状態で問題に向き合うことが可能になるため、夫婦間の関係を修復する上で非常に役立ちます。

ただし、子供を交えた対話は慎重に行う必要があります。子供を夫婦喧嘩に巻き込むことは、子供に不必要なストレスを与えてしまう恐れがあります。

夫と妻が子供を通じて話す際には、子供に対立を感じさせないよう、肯定的で穏やかな話題を選ぶことが大切です。また、子供が関与することで感情がエスカレートする場面を避け、子供が安心して日常生活を送れるよう配慮することが必要です。

夫婦喧嘩の内容やその解決策について子供に負担を感じさせないようにするため、夫と妻は子供の前で冷静に、そして愛情を持って接するよう努めましょう。子供は家庭内の緊張を敏感に感じ取ることがあるため、夫婦の問題を子供に露わにすることなく、子供が安全で幸せな環境で成長できるよう心掛けることが重要です。

【夫婦喧嘩で無視する相手にやってはいけないこと】

以上が、夫婦喧嘩で無視される場合の主な4つの対処方法になります。しかし、夫婦喧嘩で無視されている時に、相手に対してやってはいけないこともあります。夫婦喧嘩後に、やってはいけない行為をしてしまうと、余計に夫婦間の対立が激化しかねないため、下記にご説明いたします「夫婦喧嘩で無視する相手にやってはいけないこと」をしないよう、注意してください。

無視する理由をしつこく問いただす行為

夫婦喧嘩で無視する相手に対して、無視する理由をしつこく問いただす行為は、やってはいけないことの一つです。こうした行動は、相手を余計にイライラさせることにつながり、事態の悪化を招くことがあります。

特に、夫婦喧嘩の後で感情がまだ高ぶっている状態では、互いに時間を置いて心を落ち着かせることが重要です。まだ感情的になっている時に、無視する理由を何度も問いただすことは、相手が自分の感情を整理し、冷静になる機会を奪うことになってしまいます。

相手が無視をする背景には、何かしらの理由があるのだということを理解し、落ち着いて静かに話し合いができるように、適切なタイミングを見計らう必要があります。夫婦喧嘩で無視が続いている場合は、相手の心理的な距離を尊重することが重要なのです。

相手が拒否しているのにしつこく謝罪する

夫婦喧嘩で相手が無視する状態が続いている時に、やってはいけないことの一つが、相手が拒否しているにも関わらずしつこく謝罪を続ける行為です。この行動は、相手の意志や感情を無視していると受け取られ、関係の修復を図るよりも逆にストレスを増加させ、夫婦間の緊張をさらに高める可能性があります。

相手が謝罪を受け入れる準備が整っていない場合に、謝罪を強行することは、相手に対する配慮が欠けていると見なされ、信頼の回復をより難しくすることがあります。

したがって、相手が謝罪を拒否している状態でのしつこい謝罪は、夫婦喧嘩の解決を遠ざける行動であるため、避けるべきです。相手の気持ちを尊重し、謝罪を受け入れることに対してオープンになっているかを感じ取りながら、適切なタイミングで心からの謝罪を行うことが、夫婦関係の修復につながります。

夫婦の一方が謝罪の受け入れを拒否している場合は、まずは互いに心を落ち着け、適切な対話の機会を見極めることが、健全な関係を築くために重要です。

怒りや不満をエスカレートさせる言動

夫婦喧嘩で無視する状況が発生した際に、怒りや不満をエスカレートさせる言動は避けるべきです。このような行動は、すでに緊張が高まっている夫と妻の間の問題をさらに悪化させ、修復が困難な状況を生み出す原因となります。

夫が妻に対して、過度に攻撃的な言葉を使ったり、感情的に過剰な反応を示したりすることは、対話の扉を閉ざすだけでなく、お互いの傷を深め、信頼関係の回復をより難しいものにします。

特に、夫婦喧嘩の際には感情が先行しやすいため、冷静さを保つことが非常に重要です。夫や妻が怒りや不満をそのままの形でぶつけることなく、一歩引いて状況を客観的に評価する試みが求められます。

感情を抑えることは簡単ではありませんが、言葉による傷は時間が経っても残りやすく、後の関係修復に大きな障害となるため、慎重な言葉選びが必要です。

非難や責任を押し付ける行為

夫婦喧嘩で無視する相手に対して、非難や責任を押し付ける行為も、やってはいけないことの一つです。このような行動は、夫と妻の間の対立をさらに深め、信頼関係の修復を困難にします。夫が妻に、あるいは妻が夫に、問題の責任を一方的に負わせようとすることは、相手を守りの姿勢に追い込み、対話の機会を失わせる可能性が高いです。

特に、夫婦喧嘩の後で感情が高まっている状態での非難は、相手が自分を防御し、さらに心を閉ざす原因となります。非難や責任の押し付けは、解決に向けた建設的な対話ではなく、ただの攻撃となり、夫婦間の溝を深めるだけです。夫と妻は、互いの違いや過ちを理解し、共に問題を乗り越える方法を模索することが、健全な関係を維持する上で重要です。

したがって、夫婦喧嘩で無視が続いている場合、非難を避け、代わりに自分の感情や考えを素直に伝え、相手の意見を尊重する姿勢を示すことが望ましいです。

意図的に相手を挑発する言動

夫婦喧嘩で無視が続いている際に、やってはいけないことの一つが、意図的に相手を挑発する言動です。このような行動は、夫や妻の怒りをさらに刺激し、既存の問題を悪化させる可能性が高いです。挑発するような言動は、感情的な反応を引き出すことが目的であり、これにより夫と妻の間にさらなる不信感や緊張を生み出します。

夫婦喧嘩の後に無視される状態を解決しようとする際、相手の感情を逆なでするような言葉や行動は、対話の道を閉ざし、解決に向けた努力を無駄にすることになってしまいます。

個人の性格や過去の言動、ミスを非難・攻撃する行為

夫婦喧嘩で無視が続いている時に、やってはいけないことの一つが、夫や妻の性格や過去の言動、ミスを非難・攻撃する行為です。このような行為は、相手を傷つけ、関係の修復をより困難にするだけでなく、夫婦間の信頼を深刻に損なう結果を招きかねません。

したがって、夫婦喧嘩で無視が続いている時は、お互いに対する尊重と理解を深めることが重要です。夫と妻は、過去の出来事や個々の性格の違いを非難するのではなく、現在の問題に焦点を当て、お互いに対する理解を基に解決策を探るべきです。

そのためにも、以上のような夫婦喧嘩後にやってはいけないことには気を付けて、お互い冷静になることが重要です。

夫婦喧嘩の後に長い期間無視されて疲れたら・・・別居や離婚も検討しましょう

夫婦喧嘩の後に生じる長期間の無視は、夫や妻に大きな精神的疲労をもたらすことがあります。このような状況が続くと、夫婦関係の仲直りが難しいと感じ、疲れた心にさらなる重荷を感じることがあります。夫婦喧嘩の後に無視される状態が続くと、その影響は単なる一時的なものではなく、長期間にわたって精神的な健康に影響を及ぼすことがあります。

夫が妻に対して長期間無視を続けたり、妻が夫に対して無視を続けたりすることは、夫婦としての結びつきを弱め、仲直りに向けた意欲を失わせます。このような状態が長引くと、夫や妻が感じる孤立感や不満は増大し、それが健康や日常生活に悪影響を及ぼすことも考えられます。このように長引く無視は、疲れた関係にさらなるストレスを加え、夫婦双方にとって持続不可能な状況を作り出すことがあります。

そのため、夫婦喧嘩の後に長期間の無視が続く場合は、関係の見直しを含めた積極的な対策を考える必要があります。

仲直りが無理だと思ったら、別居や離婚という選択も検討すべきでしょう。

別居は、互いに時間と空間を与え、冷静になってから問題に向き合うための一時的な手段として有効です。この期間を利用して、夫と妻はそれぞれ夫婦関係を修復するか離婚するかについて、考えることができます。

もはや夫婦関係を修復することが不可能だと判断した場合は、離婚を決断することになるでしょう。離婚の手続きを進めるにあたっては、財産分与や子供の親権・養育費、離婚慰謝料などの離婚条件について、離婚後の生活設計をしながら考えておく必要があります。

慰謝料を請求するにあたっては、慰謝料の請求原因を証明するための証拠が重要になってきますので、証拠の準備も必要です。

こうした煩雑な離婚手続きを一人で進めていくことは大変ですから、法律の専門家である弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。

夫婦喧嘩に関するQ&A

Q1.夫婦喧嘩の後に旦那や妻から無視されます。どういう心理状態なのでしょうか?

夫婦喧嘩の後、冷静になるための時間が必要であること、相手からの謝罪を期待していること、怒りを表現する手段として無視を選択すること、会話が無駄だと感じていること、そして会話によるストレスを避けたいと感じていることなどから、相手を無視することがあります。一時的には落ち着けるかもしれませんが、夫婦関係の修復においては逆効果となる場合も少なくないため、注意が必要です。

Q2.夫婦喧嘩の後、無視することは問題解決に役立ちますか?

夫婦喧嘩をした後に無視することは、一時的には感情の安定をもたらすかもしれませんが、根本的な問題解決のためには夫婦間での会話が必要です。夫婦喧嘩の後に無視する行動は、問題を先延ばしにするだけで、根本的な解決には至りません。

Q3.夫婦喧嘩後に相手に無視される状態が長引く場合、どのように接すれば良いでしょうか?

夫婦喧嘩の後に、長い期間無視をされているときは、まずは自分の感情を落ち着け、相手が話しやすい状況を作ることが大切です。適切なタイミングで穏やかに話し合いを提案し、お互いの気持ちを尊重しながら、関係修復のためにコミュニケーションを取ることが望ましいです。

この際、夫婦喧嘩後に相手にやってはいけない行為や言動があるため、相手に向ける言葉や態度には十分に注意しましょう。

夫婦喧嘩で無視されることが続いたら・・・弁護士にご相談ください

夫婦喧嘩の後に無視が続くことは、夫婦関係に深刻な影響を与える場合があります。

無視という行為は、一見大した影響を与えないように思えるかもしれませんが、長期間にわたって夫婦がお互いに無視する状態が続く場合、夫婦の間の感情的な溝は深まり、夫婦関係の修復が困難になることも少なくありません。このような状況は、精神的なストレスを増大させ、心身や生活の質にも悪影響を及ぼす可能性があります。

無視を続けることによる精神的な負担や関係の悪化を防ぐためにも、なるべく早期に、第三者にサポートを求めることが重要です。

夫婦喧嘩での無視が問題となっている場合、一人で悩まずに、弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。

当法律事務所では、初回の法律相談を無料とさせていただいております。ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いた人

雫田 雄太

弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士

略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。1,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。

 

家庭の法律問題は、なかなか人には相談できずに、気付くと一人で抱え込んでしまうものです。当事務所は、家庭の法律問題に特化した事務所であり、高い専門的知見を活かしながら、皆様のお悩みに寄り添い、お悩みの解決をお手伝いできます。ぜひ、お一人でお悩みになる前に、当事務所へご相談ください。必ずお力になります。

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