仮面夫婦の行く末とは?仮面夫婦を続けると離婚のリスクがあるの?
仮面夫婦という言葉をご存知でしょうか。仮面夫婦とは、夫婦間の愛情や興味・関心が薄れ、表面上のみ良好な関係を保ちながら、実際には個々の生活を送っている夫婦のことを意味します。
家庭内別居に似たこの状態は、夫と妻が自分のペースでそれぞれ生活できるという快適さがある一方、夫婦関係が冷え切ってしまっていることから、将来的にさまざまな問題が発生するリスクも抱えています。
そこでこの記事では、仮面夫婦の行く末に焦点を当て、将来的に悪影響を及ぼす可能性があるのか、老後の生活にどういったリスクがあるのかについて、詳しく掘り下げていきます。
仮面夫婦の行く末としては、浮気・不倫をされたり、離婚に至ってしまう可能性もあるため、仮面夫婦の行く末について理解しておき、関係修復のためにできる対策方法を把握しておくことが重要です。
本記事が仮面夫婦の行く末を理解するためにご参考となれば幸いです。
目次
仮面夫婦を続けると仮面夫婦の行く末はどうなる?
お互いの関係を修復できないまま、その後の生活に後悔する場合も
仮面夫婦とは、夫婦間の愛情や興味・関心が薄れ、表面上のみ良好な関係を保っているものの、家庭内では夫婦としての実態がない状態をいいます。
一般的な夫婦のように、家庭内で親密に会話をすることもなければ、休日を一緒に過ごすこともありません。仮面夫婦はお互い個々のリズムで生活しており、お互いの行動に干渉することもありません。
仮面夫婦の中には、家事や生活費は分担し、育児は協力して行うなど、程よい距離感で共同生活を送っている夫婦もいます。
一方で、法律上は夫婦であるため、生活の中で一定の制約を受けることは少なくありません。例えば、夫や妻以外の異性と親密になることは、不貞行為に該当する恐れがあり、慰謝料を請求されるリスクがあります。
また、夫婦の間に性生活がないと、「子供がほしい」と思っても子供を得ることは不可能です。そのため、仮面夫婦を続けることより、離婚して再婚したい、と考える場合もあるでしょう。
このように、仮面夫婦はその関係を続ける中で、自分の生活や将来について考えた時に、後悔する場合が少なくありません。
そこで、いま仮面夫婦の状態にある場合は、仮面夫婦の行く末について把握し、あらためて今後の生活について考え、夫婦関係を修復すべきか検討することが重要です。
仮面夫婦の行く末 仮面夫婦の老後の問題・リスクを解説
仮面夫婦になるきっかけや特徴、メリット・デメリット
仮面夫婦の状態を長く続けると、その冷え切った関係が固定化し、どちらかが夫婦関係を修復したいと思っても、知らないうちに取り返しがつかなくなっていた、という場合は珍しくありません。
仮面夫婦の行く末にはどのような問題やリスクがあるのか、あらかじめ理解しておき、仮面夫婦の状態を続けるかの判断材料にしていただければと思います。
なお、仮面夫婦の行く末の前提として、仮面夫婦になるきっかけや、仮面夫婦の特徴などについて知りたいという方は、こちらの関連記事をご一読ください。
関連記事から抜粋しますと、仮面夫婦には、主に「夫婦間での会話がない、夫や妻に対して愛情がない、家事や子育ては協力し、生活費も支払う、外や人前では円満な夫婦として振舞う。」といった特徴が見られます。
以上の仮面夫婦の特徴に加え、仮面夫婦になるきっかけや、離婚しないで仮面夫婦の生活を続けることのメリットやデメリットについても解説しています。
仮面夫婦の特徴や原因についておさえた上で、仮面夫婦の行く末について見ていきましょう。
家庭での愛情不足やセックスレスから浮気・不倫のリスクがある
仮面夫婦の行く末を考えたとき、やはり想定されるのは配偶者による浮気や不倫のリスクです。愛情不足やセックスレス状態をきっかけに、浮気や不倫をする人は少なくありません。
仮面夫婦は家庭内でお互いへの愛情や関心が希薄になっているため、夫婦生活においてもセックスレスである場合がほとんどです。お互いがレス状態に納得している場合はともかく、一方あるいは双方がレス状態に不満な場合、配偶者以外の異性に関係を求めてしまいかねないのです。
この場合、法律上は夫婦であるため、セックスレスをきっかけに浮気・不倫をしてしまうと、不貞行為(民法第770条)に該当する恐れがあります。
浮気・不倫が不貞行為とみなされると、浮気・不倫をした側は有責配偶者になり、不倫慰謝料を請求される可能性が生じます。また、仮面夫婦の行く末に限界を感じて離婚したいと思ったとしても、不倫をした有責配偶者からの離婚請求は認められない場合があります。
子供の身体・心理状態に悪影響を与える可能性が高い
仮面夫婦の行く末を考える際に、子供の身体や心理状態に悪影響を与える可能性が高いことは無視できません。
離婚しないことは、子供にとってはメリットになる一面もあります。子供と両親が離れずに生活することができ、子供は経済的に安定した家庭環境で生活できるからです。
ですが一方で、離婚せず仮面夫婦として生活することが、子供にとってはデメリットにもなります。仮面夫婦の家庭では、子供は夫婦間の緊張や不和を繊細に感じ取り、子供自身も緊張した状態に置かれることになります。この不安定な情感環境は、子供の心理にストレスを与え、不安やうつ病といった心理的問題を引き起こすことがあります。
また、家族としての温かみや安心感を感じることができない家庭環境では、子供は人間関係の築き方や感情の表現方法を正しく学べなくなる恐れがあります。
こうした心理的ストレスは、子供の身体的な健康問題にもつながります。ストレスは子供の免疫機能の低下を引き起こし、感染症にかかりやすくなるなど、子供の身体的な健康に悪影響を与えます。
親が離婚せず仮面夫婦であることが、子供の健全な成長に悪影響を与える可能性は少なくないのです。
仮面夫婦の行く末を考えたとき、子供に与える影響も十分に理解しておく必要があります。
仮面夫婦の行く末は離婚・熟年離婚によって関係解消する可能性がある
仮面夫婦の行く末として、最終的には離婚や熟年離婚に至ることが多いです。
仮面夫婦は、外見上は夫婦として機能しているかのように見えますが、実際には夫と妻の間に深い溝が存在しています。家庭内別居のような個々に独立した生活を続けるうちに、夫婦であることに意味を見出せなくなり、離婚したいと考えるようになるのです。
仮面夫婦の行く末としての離婚には、メリットもあります。特に、夫婦の一方が新天地でのキャリアアップや、配偶者以外の異性との交際・再婚を考えている場合、仮面夫婦の行く末として離婚が選択肢になるでしょう。
なお、仮面夫婦の行く末に離婚する場合、離婚のタイミングは子供の有無によっても異なります。夫婦の間に子供がいない場合は、離婚して家を出て行く方が、経済的に自立できると判断したタイミングで離婚することが多いです。
夫婦の間に子供がいる場合は、子供が成人して経済的に自立したタイミングで離婚することが多いです。子供が自立する頃には約20年~30年の期間を夫婦として過ごしているので、こうしたタイミングでの離婚は熟年離婚とも呼ばれます。
仮面夫婦の行く末としての離婚は、夫や妻にとって新たな人生のスタートとなる一方で、経済的な不安や社会的な立場・人間関係の変化という離婚後の問題にも直面することになります。
また、離婚手続きを進める中でもさまざまな問題が生じます。一方が離婚したいと言っても、他方が離婚に反対すれば、離婚協議で離婚することは難しいです。話し合いで離婚できなかった場合、離婚調停や離婚裁判という方法で離婚手続きを進めることになります。
離婚裁判で離婚するためには、法定離婚事由(民法第770条1項)に該当する離婚原因が必要です。そのため、仮面夫婦の関係が長く続いた結果、夫婦関係を修復できないほど婚姻関係が破綻していることを離婚裁判で認めてもらえなければ、離婚できません(民法第770条1項5号)。
(裁判上の離婚)
民法第770条1項 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる
1.配偶者に不貞な行為があったとき。
2.配偶者から悪意で遺棄されたとき。
3.配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
4.配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
5.その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
こうした煩雑な離婚手続きのために、書面や証拠も準備する必要があります。仮面夫婦を続けるメリット・デメリットと離婚するメリット・デメリットについては慎重に検討して決断しましょう。
そして、離婚成立後の生活についても検討しておかなければなりません。
特に、子供が自立してから熟年離婚する場合、熟年離婚後に生活していく収入や仕事はあるのか、年金分割は行えるのか、慎重に検討する必要があります。
専業主婦が熟年離婚する場合は、就職や転職が厳しいことが想定されるため、仮面夫婦の行く末に離婚するのを回避したい場合は、仮面夫婦の関係をなるべく早めに修復することを考えなければならないでしょう。
仮面夫婦の関係を続けるケースも
仮面夫婦の行く末は、不倫や離婚だけではありません。
仮面夫婦の中には、経済的な理由や子供のため、または社会的な体面を保つために、離婚を選ばずに仮面夫婦としての関係を続けることを選ぶ場合もあります。
仮面夫婦の行く末としてこのような選択をする場合、夫婦は現状のライフスタイルや、お互いの事務的な関係に一定の満足を得ているとも言えます。しかし、年齢を重ねるにつれて、健康問題や介護が必要になるケースも増えてくることを忘れてはいけません。
通院や入院、そして介護などが必要になったとき、「離婚するまででもないが、夫婦として仲良く支え合っているわけでもない」という関係の配偶者が、こうした問題に適切に対応してくれるのでしょうか。
こうした問題は、仮面夫婦の行く末として、将来直面する可能性の高い、現実的な課題です。愛情が希薄ながらも、離婚せず一緒に生活を続ける仮面夫婦にとって、お互いが困難な時にどれだけ協力し合えるかは、仮面夫婦の行く末を考えたときに重要な検討事項です。
経済的利益や社会的な体裁を保つために、離婚せず仮面夫婦の関係を続ける場合は、このような不測の事態に備えておく必要があります。
離婚しないという考えを配偶者と共有するとともに、特に老後の生活ではお互いに支え合うことが必要になるため、そうした場合どのようにサポートし合うか、といったことについても、あらかじめ話し合っておくことを推奨いたします。
関係を修復して離婚を回避するための対策方法
さて、仮面夫婦の行く末がどのようなものになるか、といった点について、主な仮面夫婦の行く末を解説させていただきました。
仮面夫婦の行く末としては離婚に至ることが多いですが、その一方で、仮面夫婦の関係を続けるケースもあります。
現状維持と言えば聞こえは良いですが、不倫や離婚を回避して、普通の夫婦としての関係に近づくことができたら・・・と考えている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、仮面夫婦の行く末としての離婚や熟年離婚を回避するためにできる対策方法について、具体的に見ていきましょう。
対策方法1.積極的に会話する
仮面夫婦の行く末を改善し、関係の修復を目指すための第一歩として、夫と妻が積極的に会話をすることが極めて重要です。仮面夫婦となった夫婦の多くは、日常の忙しさや心理的な隔たりにより、お互いとの会話が少なくなり、感情的な距離が生まれがちです。この感情的な距離は、夫と妻がお互いの考えや感情を共有しなくなることから始まります。
積極的に会話をすることで、夫婦はお互いの日常生活における小さな変化や感情、思いを共有する機会を持ちます。例えば、夫が仕事での出来事や挑戦について話すことで、妻は夫のプレッシャーや努力を理解し、支援の言葉をかけることができます。
逆に、妻が家庭や趣味のことで何か新しいことを始めた場合、それについて夫に話すことで、夫は妻の興味や情熱を共感し、支援することが可能になります。
このような日常的な会話は、仮面夫婦の行く末において重要な修復の手段となります。お互いの生活に対する理解を深め、互いに対する関心を再燃させることで、仮面夫婦の状態から脱却し、より健全な夫婦関係を築くための土台となります。
対策方法2.誕生日や季節のイベントを大切にする
仮面夫婦の行く末を改善し、夫婦関係の修復を目指すうえで、誕生日や季節のイベントを大切にすることは非常に効果的です。夫婦間の疎遠さを縮め、感情的なつながりを再構築するためには、特別な日や季節の行事を共に祝うことが重要です。
これにより、夫と妻はお互いに対する思いやりや愛情を表現する機会を持つことができます。
たとえば、妻の誕生日に夫が心を込めて選んだプレゼントを贈ることや、夫の好きな料理を妻が特別な日に用意することは、日常の生活の中で忘れがちな感謝の気持ちや愛情を再確認するきっかけとなります。
また、夫婦で季節のイベント、クリスマスや正月などの文化的な行事を一緒に楽しむことで、共有体験からお互いに「楽しい」といったプラスの感情になり、夫婦の関係性が好転することが期待できます。
こうした活動は、仮面夫婦の行く末において、ただ単に一緒に時間を過ごす以上の意味を持ちます。
それぞれの特別な日やイベントを大切にすることで、夫婦はお互いの存在をより深く認識し、互いに対する評価を改めて行う機会を持つことができます。このようにして、仮面夫婦の関係を修復するために、誕生日や季節のイベントを活用することで、夫婦の絆を再構築し、関係の修復へとつなげることが期待できるのです。
対策方法3.相手の良いところを見つける
仮面夫婦の行く末を前向きに変え、夫婦関係の修復を進めるためには、夫と妻が互いの良いところを再発見し、評価することが重要です。時間と共に互いの欠点ばかりが目立つようになりがちな仮面夫婦ですが、相手の良い面を積極的に探し、それを認めることで、夫婦間の感謝の気持ちや尊敬の念が芽生え、修復への道が開かれます。
具体的には、夫が家庭での責任を果たしている点や、仕事での成果を認めたり、妻が家族のために尽くしている点や、日々の生活で見せる気配りを評価することが挙げられます。これらの行動を口に出して褒めることで、夫婦は互いに肯定的な感情を感じ、相手への理解が深まります。
さらに、小さなことでも良いので、夫や妻が行った優しさや配慮に感謝の言葉を伝えることが効果的です。例えば、夫がコーヒーを淹れてくれたり、妻が夫の好きな料理を作ってくれたりしたときに、その感謝の気持ちを直接伝えること。これにより、仮面夫婦の中でも冷めたと感じていた情感が温まり、お互いの存在の大切さを再認識します。
このようにして、相手の良いところを見つけて口に出すことは、仮面夫婦の関係の修復において非常に有効な方法です。相手への評価が変わることで、仮面夫婦の行く末がより明るいものに変わり、夫婦関係が健康な方向へと進むことが期待できるでしょう。
対策方法4.関係修復に向けて話し合う
仮面夫婦の行く末をより良い方向に導くために、夫と妻が関係修復に向けて具体的に話し合うことは非常に重要です。この話し合いは、仮面夫婦としての現状の問題点を明らかにし、互いの不満や期待を共有し、解決策を模索するための基礎を築く過程です。
話し合いを始めるにあたっては、まず、夫と妻がお互いに真剣に取り組む姿勢が必要です。互いに尊重し合い、聞く耳を持つことが、有意義な対話を実現するための前提条件となります。夫婦が互いの話を真摯に聞くことで、仮面夫婦としての行く末において生じている誤解や不信感を解消し、お互いの理解を深めることが可能になります。
話し合いの中では、具体的な問題点を挙げ、それに対する感情や考えを率直に伝え合うことが大切です。
例えば、夫が家庭と仕事のバランスに悩んでいる場合、その悩みを妻に伝えることで、妻が理解や協力の手を差し伸べるきっかけになります。同様に、妻が家庭内で感じている孤独感や圧迫感について話すことで、夫がその感情に対処する方法を一緒に考えることができます。
効果的な話し合いをするためには、非難や責任の押し付けを避け、建設的な解決策を目指す姿勢が求められます。また、お互いの努力と進展を認め合うことで、仮面夫婦の行く末において修復への道が開かれます。
対策方法5.話し合いに応じてもらえない場合、手紙やメールで伝える
仮面夫婦の行く末を改善するための話し合いに応じてもらえない場合には、手紙やメールを通じて自分の考えを伝える方法も検討してみましょう。
手紙やメールで伝えることには、相手にプレッシャーをかけずに自分の感情や考えをじっくりと整理して伝えることができる、というメリットがあります。
また、受け取った側も返答に時間をかけて考えることができ、感情的な衝突を避けながら内容を消化することが可能です。これにより、仮面夫婦の一方が抱える問題や不満、そして修復に向けた希望や提案を、相手がより冷静に受け止めることができます。
手紙やメールを書く際には、相手を批判するような表現はせずに、自分の考えを淡々と冷静に表現することが大切です。また、相手の良い点を挙げながら、仮面夫婦の行く末を回避するための具体的な希望や提案を盛り込むことで、対話のきっかけを作ることができます。
対策方法6.夫婦カウンセリングを受ける
仮面夫婦の行く末を改善し、夫婦関係の修復を図るために、夫婦カウンセリングを受けることも有効です。専門のカウンセラーや心理療法士が介在することで、夫と妻がお互いの問題を公平な立場から見直し、解決策を見つけ出す手助けを行います。
カウンセリングを通して、相手を尊重する話し合いのやり方や、感情的な衝突を避けて対話するための工夫などを身につけることもできます。
夫婦カウンセリングは、仮面夫婦の行く末を回避するために効果的な方法の一つです。
対策方法7.弁護士に相談する
仮面夫婦の行く末として離婚や関係継続を検討する場合、財産分割、慰謝料、子供の親権・養育費などの法的な問題に直面する可能性があります。
こうした場合には、法律の専門家である弁護士に相談することをおすすめいたします。
弁護士は、仮面夫婦の行く末に関連する法的問題について、正確かつ具体的なアドバイスを提供し、適切な解決策を導き出すためのサポートを行います。
特に、仮面夫婦が長期間にわたる関係の中で蓄積された問題や複雑な感情が絡む場合、弁護士は客観的な立場から状況を評価し、夫婦双方にとって最適な法的手続きの選択肢を提示します。仮面夫婦の行く末を考慮した上で、離婚を進める場合には、分割すべき財産の範囲や算定方法、慰謝料の額や支払い条件、子供の親権や養育費の取り決めなど、具体的な法的事項の決定に大きな役割を果たします。
また、仮面夫婦が関係を継続すると決定した場合でも、今後のトラブルを避けるための法的なアドバイスが有益です。弁護士による助言を受けることで、仮面夫婦はお互いの法的な権利と責任を明確にし、これに基づいた合意や協定を形成することができます。
仮面夫婦の行く末において、弁護士は法的な問題の解決だけでなく、夫婦関係の将来に対する不安を軽減する点においても役立てます。仮面夫婦の行く末をより良い方向へ導くための選択肢として、弁護士をぜひご活用ください。
仮面夫婦の行く末に関するQ&A
Q1.仮面夫婦の行く末はどうなりますか?
仮面夫婦の行く末は、夫婦それぞれの選択と努力によって大きく異なります。関係を改善しようとする努力が実を結び、再び親密さを取り戻すこともあれば、感情的な距離が続き、最終的には離婚に至ることもあります。
Q2.仮面夫婦の関係を続けることに、リスクや悪影響はありますか?
夫婦間での愛情や興味・関心の欠如が長く続くと、ストレスや不安を引き起こす可能性が高いです。仮面夫婦という不安定な夫婦関係が、心理的に悪影響を及ぼし、健康問題につながることもあります。
また、夫婦に子供がいる場合、不健康な夫婦関係が、子供の心理的発達に悪影響を与えることも懸念されます。
Q3.仮面夫婦のまま離婚しない予定ですが、老後の生活が心配です。老後のために何か備えが必要でしょうか?
仮面夫婦の関係を続けることにしても、老後は健康問題や介護の問題に直面することになります。そうした場合に、仮面夫婦の関係で、老後どのようにお互いサポートし合うことができるのか、あらかじめ配偶者と話し合っておく必要があります。
弁護士にご相談ください
本記事では、仮面夫婦の特徴やきっかけから想定される、仮面夫婦の行く末について、どういった仮面夫婦の行く末があるのか、離婚という結末を回避するためにできる対策はないのか、といったことについて、弁護士が解説させていただきました。
仮面夫婦の行く末を考える際、適切な法的アドバイスを受けることは、非常に重要です。
弁護士にご相談いただくことで、夫婦が直面する問題に対して適切に対応でき、可能な限り最良の結果を得ることが期待できます。
仮面夫婦の特徴や仮面夫婦の行く末について、正しい知識を把握しておき、夫婦関係の修復あるいは離婚を検討した際には、落ち着いて対応することが重要です。
当法律事務所では、夫婦関係に関するお悩みについてのご相談を、数多くお受けしております。対面でのご相談以外にも、電話相談も可能ですので、ぜひ弁護士法人あおい法律事務所の法律相談をご利用いただければと思います。
なお、弁護士法人あおい法律事務所の法律相談は、初回相談料を無料とさせていただいております。お電話やWeb予約から、お気軽にお問合せください。
この記事を書いた人
雫田 雄太
弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士
略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。3,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。
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