夫婦が終わってるかチェック!夫婦の終わりのサインとは?
夫や妻との関係が終わってると感じる瞬間があるかもしれません。
この記事では、夫婦関係が離婚の危機にあるかどうかをチェックするため、チェックリストをご用意いたしました。
妻や夫からの愛情が感じられない言動、相手に対する興味・関心の喪失、互いの価値観が全く合わないなど、夫婦関係が「終わってる」と思わせる特徴は様々です。
しかし、本記事でご紹介するような、関係が終わってる兆候がチェックリストで確認できたとしても、必ずしも関係の終わりを意味するわけではありません。
夫婦間のコミュニケーションを今一度見直し、関係を修復・改善することが可能な場合もあります。
この記事では、夫婦関係が終わってるのかどうか、離婚の危機度をチェックし、離婚危機を乗り越えるための対処法についてもご説明させていただきます。
本記事がお役に立てましたら幸いです。
目次
夫婦が終わってるかチェック!
離婚を考えてしまうほど、「夫婦の仲が終わってるな・・・」と感じたことはないでしょうか。また、現在既に夫婦仲が冷え切った状態にあって、離婚をするか、あるいは仮面夫婦として婚姻生活を続けていくか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
夫婦仲が終わりに近づいている夫婦には、どのような特徴が見られるのでしょうか。
夫婦の終わりのサイン
夫婦仲が終わってる場合には、以下のような特徴があると考えられます。終わっている夫婦の特徴について具体的にまとめましたので、確認してみてください。
終わってる夫婦の特徴20
- ほとんど会話がない
- 目を合わせない
- 相手の予定が気にならない
- 配偶者の他に好きな異性がいる
- トラブルがあった時に相手に責任転嫁する
- 相手に言わない秘密が増える
- 助け合おうとする気持ちがなくなる
- 長期間のセックスレス
- 可能な限り別の部屋で過ごすようになる
- 同じ空間にいても別行動を取る
- 食事の用意をしない
- 相手の親族との交流がなくなる
- 結婚生活がストレスになる
- 夫婦喧嘩が絶えない
- モラハラ行為を受けている
- 子どもへの興味・関心を失う
- 親の対立を子どもに反映させる
- 子どもを介して夫婦がコミュニケーションを取っている
- 相手の不運や不幸を望むようになる
- 将来の計画に配偶者が含まれない
サイン①ほとんど会話がない
関係が冷めきっている夫婦は、ほとんど会話がないことがあります。「旦那とは会話したくない。」と意識して口をきかないのであれば、それは夫に対する明確な嫌悪感です。また、特に理由もなく、無意識に会話がない状態になっていたら、お互いへの関心や好意を失っているサインです。
会話がなくなってしまう原因は様々ありますが、例えば、些細なことで喧嘩をして、口をきかずにしているうちに、長期間にわたってほとんど会話しなくなってしまったようなことも考えられます。
コミュニケーションは人間関係において最も重要な要素です。それは、夫婦関係においても変わりません。そのため、会話が少なくなっているなと感じたら、夫婦関係が終わってるかもしれないと危機感を持つべきです。
サイン②目を合わせない
相手に興味や関心、好意がある場合には、人は自然と相手と目を合わせるものです。他方で夫婦関係が終わってしまっている場合には、「ここしばらく目を合わせていないな」と自覚できるほどまでに、配偶者と目を合わせない状態が長く続いているかもしれません。
サイン③相手の予定が気にならない
「今、妻は何をしているのか知らない。」「旦那が家にいないけど、どこに出掛けたのか分からないし、興味もない。」このように、相手への興味関心を失ってしまった状態も、危険なサインの一つです。
サイン④配偶者の他に好きな異性がいる
夫婦の間に第三者が入ることは、関係に亀裂が入っている明らかなサインです。たとえ心の中だけの関係でも、別の人に心が傾いているとき、それはもう配偶者との間にあるべき絆が薄れている証拠です。心が離れると、次第に行動も離れてしまいます。
サイン⑤トラブルがあった時に相手に責任転嫁する
夫婦間のトラブルは避けられないものですが、問題が起こるたびに「旦那のせいだ」「妻のせいだ」と責任転嫁していては、さらに溝を深めることになります。相手にばかり責任を押し付けるというのは、相手を尊重していない証拠であり、夫婦仲が終わってるサインかもしれません。
サイン相手に言わない秘密が増える
夫婦はお互いの秘密を共有することが多いものですが、秘密を共有しなくなるというのは、信頼関係が崩れている可能性があります。相手に何も言いたくなくなるのは、互いの心が離れていっているサインです。
サイン⑦助け合おうとする気持ちがなくなる
夫婦生活では、お互いが困ったときに支え合うのが通常ですよね。ですが、「もうあなたのために何かするのは嫌だ」と思い始めたら、危ないです。協力し合う気持ちがなくなると、夫婦はただの同居人になってしまいます。
サイン⑧長期間のセックスレス
性的な関係は夫婦関係において重要な側面の一つです。終わっている夫婦には、セックスレスが長期間続いている特徴があることがあります。
もっとも、最近は、夫婦のあり方が様々ですから、お互いの合意によってそのようなことをしないという夫婦もいます。
サイン⑨可能な限り別の部屋で過ごすようになる
かつてはキッチンで一緒に料理を作り、楽しい時間を過ごしていたのに、最近では夫婦が自室で過ごすことが増えた。夕食も一緒にとることが少なくなり、それぞれが個別の趣味や活動に没頭している。このような状態が続くと、夫婦仲の修復が難しく、些細なきっかけで離婚話になりえることが考えられます。
サイン⑩同じ空間にいても別行動を取る
一緒にいる時間があっても、それぞれ別のことに没頭しているというのは、共有する楽しみや話題がなくなっていることのあらわれです。
サイン⑪食事の用意をしない
夫婦で一緒に食事をすることは、日常の中での大切な絆を育む時間です。しかし、例えば妻が夫の食事を用意してくれなくなることが続いたり、夫が食費や生活費を妻に渡してくれなくなったりしたら、相手への思いやりが失われ、関係に無関心になっているのかもしれません。
サイン⑫相手の親族との交流がなくなる
配偶者の家族とのつながりは、夫婦関係において重要です。しかし、相手の家族との交流がなくなるというのは、夫婦間の隔たりが家族関係にまで影響している可能性があります。家族行事や集まりへの参加を避けるようになると、相手のことについて不満などがあるからかもしれません。
サイン⑬結婚生活がストレスになる
結婚は幸せをもたらすはずのものですが、それがストレスの原因になるというのは、夫婦関係に深刻な問題があることを示しています。相手の存在が重荷に感じられ、一緒にいること自体が不快になっているのは、夫婦の仲が終わってることのサインと言えるでしょう。共同生活のストレスは、根本的な原因を取り除かない限り、修復が困難です。
サイン⑭夫婦喧嘩が絶えない
小さなことでさえも喧嘩の種になり、平和な日がないというのは、夫婦関係が極度に悪化しているサインです。互いの言葉が刺激となり、怒りや不満が爆発するのは、お互いに対する尊重や愛情が失われるからだと考えられます。
サイン⑮モラハラ行為を受けている
モラルハラスメントは、夫婦関係における深刻な問題の一つです。例えば、家事や育児に対する嫌みです。料理がおいしくないというと言われ続けると、夫婦関係は冷めきってしまいます。
サイン⑯子どもへの興味・関心を失う
子どもへの興味や関心を失うことは、夫婦関係の問題が子どもにまで及んでいることを示します。子どもの学校行事や趣味への無関心は、夫婦としての役割や責任から離れていることを意味し、これは家族全体の不和のサインとなります。
サイン⑰親の対立を子どもに反映させる
夫婦間の問題や不和が原因で子どもに影響を与えることがあります。そのため、子どもの様子から夫婦関係の健全さが分かることがあります。例えば、子供が突然不登校になったり、反抗期でもないのに、どちらかの親を一方的に嫌うようになったりする場合が考えられます。特に、子供には優しくしているにもかかわらず、子供がお父さんは優しくないから嫌いだと言っているような場合には、妻に対するあたりの強さを子供が気付いていることがあります。
サイン⑱子どもを介して夫婦がコミュニケーションを取っている
終わっている夫婦の中には、直接的なコミュニケーションができず子どもを通じてのみ会話をするようなことがあります。
サイン⑲相手の不運や不幸を望むようになる
夫婦とは、本来はお互いの幸福を願うものです。ところが、「旦那が病気で入院して自由にできるから嬉しい。」「妻の自業自得だ。」などと、配偶者の不運や不幸を嬉しく思ったり、望むようになってしまうのは、相手に対する敵意や悪意が極まっていることを示しています。もはやここまで来ると、関係の修復は非常に難しく、まさに夫婦関係として終わってる状態です。
サイン⑳将来の計画に配偶者が含まれない
将来の夢や計画を考えるときに、配偶者のことを考えなくなるというのは、夫婦関係がもはや重要ではなくなっているサインです。妻や夫と一緒に老後を過ごすことや、共通の目標を持つことがなくなると、夫婦としてのつながりが失われ、それぞれが別々の道を歩む準備ができている状態を意味します。
夫婦仲が終わるきっかけ
以上の通り、終わってる夫婦の関係性に見られる20の特徴についてご紹介いたしました。20の特徴をチェックして該当する特徴が多ければ多いほど、修復が不可能なまでに、夫婦仲が終わってるかもしれません。
ところで、20の特徴に挙げたような夫婦関係に至るまでには、ほとんどの夫婦に、何かきっかけとなる事があったことでしょう。
夫婦仲が「終わってる」と感じるようになるまでのきっかけとして、最も気を付けたいのは「価値観の違いやコミュニケーション不足が招く夫婦間のストレスの悪循環」です。
夫婦関係は時に繊細で、さまざまな要因から、夫婦関係の冷え込むことがあります。その中でも特に、価値観の違いやコミュニケーション不足から夫婦仲が悪化する夫婦は少なくありません。
特に、配偶者との日常生活でのストレスや、子育てにおける役割・価値観の違いが、修復不可能なまでに夫婦関係に亀裂を生じさせるきっかけになることがあります。
夫が子育てに積極的に関わらないことに対する妻の不満は、特に共働きの家庭において、顕著に見られます。夫の子育てへの役割と妻の期待との間にギャップがあると、やがて妻はそれを言動にあらわすようになります。
夫の前でこれみよがしにため息をついたり、イライラしている様子を隠さなかったりと、相手に対する不満を言外にぶつけてしまうのです。
そして、こうした妻の態度を受けて、夫も妻に対してのストレスを蓄積させていくことになります。
この状況が長期化すると、夫婦間のコミュニケーションはさらに困難になります。互いに対する不満やストレスが言葉の代わりに態度や行動で表現されるようになると、その結果として会話は少なくなります。
加えて、このような夫婦間の不和は、子どもたちにも影響を及ぼす可能性があります。子どもたちは親のストレスや不和を敏感に察知し、それが彼らの心理的な安定に影響を与えることがあります。夫婦間の不和が家庭全体の雰囲気を悪化させ、それがさらに関係の修復を困難にする悪循環を生み出すこともあるのです。
結局、このような状況は、夫婦が積極的に関係の改善を図らない限り、修復不可能になるリスクが高まります。
離婚危機かチェック
さて、前述したような特徴が見られる夫婦でも、全ての夫婦がすぐに離婚に至るわけではありません。中には、離婚しないまま、終わってる状態の夫婦関係を続ける夫婦がいます。
このように、表面的には夫婦としてうまくやっているように見えるのに、実態がともなっていない夫婦のことを、「仮面夫婦」などと言います。
仮面夫婦の状態が長期間に及んだり、悪化したりすると、些細な問題が起こった際に、やっぱり離婚しよう、と離婚に踏み切ってしまうリスクが高いです。
夫婦関係を改善するためには、まずは現在の夫婦の関係性が終わってるかをチェックし、現状の離婚の危険度を把握することが重要です。
離婚のリスクがどれほどなのか、以下のチェックリストを参考に、チェックしてみてください。
【離婚度チェックリスト】
□ 離婚に関する法的情報や手続きについて調べている。
□ 一人で生活するための財政計画を立てている。
□ 親族や友人に離婚した夫婦がいるなど、離婚に対する抵抗感がない。
□ 独立した生活に慣れている。
□ 離婚後の住居や生活スタイルに具体的なイメージを持っている。
□ 夫婦での共有財産について個別の管理を始めている。
□ 別居を始めており、生活が安定している。
□ 自身のキャリアや職場での立場を強化している。
□ 夫婦関係に対する感情的な執着が薄れている。
□ 家族や友人からのサポートや相談を得ている。
□ 夫婦関係について専門家やカウンセラーに相談している。
□ 離婚に関する書籍やオンラインフォーラムを参考にしている。
□ 友人や家族と離婚について頻繁に話している。
□ 子どもの親権や養育費について具体的に考えている。
□ 個人の趣味や社会生活を充実させている。
□ 当座の生活費の貯金や投資をしている。
□ 共有財産の分割についてプランを立てている。
□ 心理的に離婚を受け入れ、新しい生活への準備ができている。
□ 弁護士との連絡を取っている。
□ 離婚に向けて、社会的なネットワークやリソースを構築している。
夫婦が終わってるかチェック!に関するQ&A
Q1.関係が終わってる夫婦に一般的にどのような特徴が見られますか?
関係が終わってる夫婦に見られる特徴には、以下の20の特徴があります。
- ほとんど会話がない
- 目を合わせない
- 相手の予定が気にならない
- 配偶者の他に好きな異性がいる
- トラブルがあった時に相手に責任転嫁する
- 相手に言わない秘密が増える
- 助け合おうとする気持ちがなくなる
- 長期間のセックスレス
- 可能な限り別の部屋で過ごすようになる
- 同じ空間にいても別行動を取る
- 食事の用意をしない
- 相手の親族との交流がなくなる
- 結婚生活がストレスになる
- 夫婦喧嘩が絶えない
- モラハラ行為を受けている
- 子どもへの興味・関心を失う
- 親の対立を子どもに反映させる
- 子どもを介して夫婦がコミュニケーションを取っている
- 相手の不運や不幸を望むようになる
- 将来の計画に配偶者が含まれない
Q2.夫婦の仲が悪化してしまうきっかけには何が考えられますか?
不倫やモラハラといった相手方の不誠実な行為によって夫婦仲が悪化することもありますが、日常生活の些細な誤解やコミュニケーション不足から夫婦仲が悪化してしまうこともあるのです。
例えば、夫婦の共同生活における家事・育児の負担が偏っていることに対する不満が蓄積して、夫婦関係が終わってると感じられる状態にまで悪化してしまうことがあります。
Q3.夫婦関係が終わってると感じたら、どうすればいいでしょうか?
夫婦関係が終わっていると感じたとき、最初に試みるべきことは、お互いに対する正直な気持ちをオープンに共有することです。問題を理解し、解決の道を見つけるためには、率直なコミュニケーションが必要不可欠です。
夫婦関係の問題解決には、時に専門家の支援が効果的です。カウンセリングやセラピーを通じて、中立的な視点からアドバイスを受けることで、関係を改善する新たな方法を見つけることができえます。
状況によっては、一時的に距離を置くことも必要かもしれません。お互いに冷静になる時間を持ち、自分たちの関係を客観的に見つめ直すことが、時には最善の策となります。しかし、最終的には、関係をどのように進めていくかは、双方の意志と状況に基づいて決定すべきです。
まとめ
夫婦関係の問題は複雑で、自分たちだけで解決するのが難しいこともあります。特に、関係が終わっていると感じたり、将来について不安を感じたりする場合、専門家の意見を聞くことが大切です。
夫婦関係の問題は、個人で対処するには複雑で困難な場合が多々あります。
離婚を含む家庭内問題について、弁護士にご相談いただけましたら、専門的かつ実践的な解決策が期待できます。
ご自身の状況や権利を正確に理解し、適切な手続きを踏むために、法律事務所がサポートいたします。ぜひお気軽にお問合せください。
この記事を書いた人
雫田 雄太
弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士
略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。3,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。
家庭の法律問題は、なかなか人には相談できずに、気付くと一人で抱え込んでしまうものです。当事務所は、家庭の法律問題に特化した事務所であり、高い専門的知見を活かしながら、皆様のお悩みに寄り添い、お悩みの解決をお手伝いできます。ぜひ、お一人でお悩みになる前に、当事務所へご相談ください。必ずお力になります。