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夫婦喧嘩の仲直りの方法ときっかけ|解決のコツはルールを作ること?

監修者:弁護士法人あおい法律事務所

代表弁護士 雫田雄太

略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。
1,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。

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人がうらやむ程の仲良し夫婦でも、夫婦喧嘩をすることはあります。ですが、夫婦喧嘩の仲直りがうまくいかないと、夫婦関係を修復できずに別居や離婚に至ってしまうことも。

離婚することになってしまった夫婦でも、夫婦喧嘩のきっかけは些細なすれ違いの場合もあり、すぐに仲直りできた可能性もあります。仲直りの方法やコツを知っておき、日頃から夫婦喧嘩を減らすためにできる事を心がけていれば、別居や離婚を回避できるかもしれません。

そこでこの記事では、夫婦喧嘩をした場合に仲直りする方法や、話し合いのタイミングやきっかけを掴めない時にどのように切り出したらいいのか、といった関係修復の仕方について紹介させていただきます。

また、夫婦円満のためには日頃から何を意識しておけばいいのか、夫婦円満の秘訣についても簡単に紹介いたします。

夫婦喧嘩後に仲直りを拒否された場合の対応についても解説いたしますので、ご参考になれば幸いです。

目次

夫婦喧嘩で旦那や妻と仲直りする方法を紹介

 

夫婦喧嘩で旦那や妻と仲直りする方法を紹介

 

夫婦喧嘩で仲直りする方法について、具体的に見ていきましょう。

1.自分に原因や非があればすぐに謝る

夫婦喧嘩をした後、仲直りの第一歩は「自分に原因や非があればすぐに謝る」ことです。たとえば、あなたが夫で、家事の分担について妻と意見が合わず、言い過ぎてしまった場合。後で冷静になって考えてみれば、妻の言っていたことにも一理あり、自分の言い方がきつかったと気づくかもしれません。

このとき、プライドを捨て、素直に「ごめん、さっきは言い過ぎた。君の言うことも分かるし、もっと協力するよ」などと謝ることが大切です。

謝る際には、相手の気持ちを考えた言葉遣いを心がけましょう。たとえば、「ごめん、僕が悪かった」という言葉は、相手に自分の非を認める姿勢を示すことができます。

また、謝罪する際には、目を見て、誠意を持って伝えることが重要です。言葉だけでなく、態度や表情も相手に伝わるため、心からの謝罪を示すことができます。

「ごめん」など謝罪の言葉だけだと、相手が「とりあえず謝ればいいと思ってない?」「何が悪いのか本当に分かってるの?」と不快になることもあるので、自分のどこに非があると思っているのかについても触れておくといいでしょう。

さらに、こちらから謝ることで、相手も自分の非を認めやすくなり、互いの気持ちが通じ合いやすくなります。

このように、夫婦喧嘩後に自分からすぐに謝ることは、夫婦喧嘩の仲直りにおいて非常に重要です。謝ることで、お互いの心の距離が縮まり、関係が改善されるきっかけになるのです。

2.お互いが納得できるまで話し合いをする

夫婦喧嘩をした後、仲直りに向けて重要なのが「お互いが納得できるまで話し合いをする」ことです。たとえば、夫が残業が多く、妻が家事と育児に疲れ切っている状況を想像してみましょう。喧嘩のきっかけは、妻が「旦那は家に全然帰ってこない。いつも私ばかりが大変な思いをしている」と感じ、夫に対して不満をぶつけたことから始まったとします。

このような場合、ただ謝るだけでは根本的な解決にはなりません。夫婦で落ち着いて話し合い、お互いの立場や感情を理解し合うことが大切です。夫は妻の大変さを認識し、具体的にどのように支援できるかを考える必要があります。一方、妻も夫の仕事の負担を理解し、無理な要求を控えることが重要です。

話し合いの際には、一方的な非難や責任の押し付け合いを避け、解決策を見つけることに焦点を当てましょう。たとえば、夫は週末に家事を積極的に手伝うことを約束し、妻は夫の仕事の都合を考慮してサポートを求めるタイミングを調整することができます。

このように、お互いの意見を尊重しながら、具体的な改善策を話し合うことで、双方が納得できる解決につながります。

最終的には、お互いの歩み寄りと協力によって、喧嘩の原因となった問題を解決し、関係を再構築することが大切です。話し合いを通じてお互いの理解が深まり、より強固な夫婦関係を築くことができるでしょう。

3.関係改善には妥協や譲歩することも必要です

夫婦喧嘩をした後の仲直りには、妥協や譲歩することも必要です。どちらか一方の希望を完全に押し通そうとすると、一向に仲直りができずに、夫婦喧嘩が絶えなくなる可能性があります。

たとえば、夫婦喧嘩が家計の使い方について起こったとします。夫は節約したい、妻は少し贅沢をしたいと考えている場合、このような価値観の違いで夫婦喧嘩になることがあります。仲直りをするためには、お互いが少し譲歩し合う必要があります。夫は妻の気持ちを理解し、月に一度は少し贅沢をすることを許容する。一方、妻も日常的な支出には注意を払い、無駄遣いを控えるように心がける。このように双方が譲歩することで、家計に関する喧嘩を解決し、仲直りにつながります。

妥協や譲歩は、自分の意見を完全に捨てることではなく、相手の立場や感情を尊重し、共通の解決策を見つけることを意味します。

4.「別れる」「離婚する」の言葉はNG!

夫婦喧嘩で感情的になっても、別れる、離婚する、という発言をしてはいけません。

自ら夫婦関係を終わらせてしまう言葉は相手の反発心を招くだけですし、揉め事の内容を解決するどころか、相手をさらに感情的にさせ、仲直りではなく離婚することになりかねないからです。

「別れる」「離婚する」という言葉は、夫婦関係を終わらせる重大な意味を持っています。感情的な瞬間に発せられたとしても、言葉には力があり、相手を深く傷つけ、信頼関係を損なうことがあります。そのため、仲直りを目指す際には、このような発言は避け、冷静に問題に向き合うことが大切です。

夫婦喧嘩をして仲直りするためには、お互いに自分の感情をコントロールし、建設的な対話を心がけることが重要なのです。

5.仲直りした後は蒸し返さない

夫婦喧嘩が終わった後にも気を付けなければならないことがあります。それは、「夫婦喧嘩をして仲直りした後は、夫婦喧嘩の内容を蒸し返さない」ことです。

仲直りした後に過去の夫婦喧嘩の内容を再び持ち出すと、信頼関係の改善を妨げることになり、再び夫婦喧嘩に発展する可能性があります。

仲直りした後は、過去の夫婦喧嘩を蒸し返さず、お互いが前に進むことが大切です。過去の出来事に囚われることなく、お互いの成長と関係の改善に焦点を当てることで、夫婦関係はより健全になります。

仲直りを機に、夫婦で新たな約束を交わしたり、互いの理解を深めたりすることで、より強い絆を築くことができるでしょう。

話し合いのタイミングがない!謝るのが気まずい!どうすればいい?

夫婦喧嘩をしたらすぐに謝るべきだと頭では理解していても、話しかけるきっかけを掴めない、空気がピリピリしていて気まずい・・・となかなか踏み切れないことも少なくありません。そうして悩むうちに1日、1週間と期間が経ち、ますます仲直りが難しくなっていきます。

何か謝るきっかけが欲しいところですが、夫婦喧嘩の後の気まずい空気の中、仲直りできないでしょうか。

夫婦喧嘩の期間が長引くと離婚のリスクも高くなってしまいます

夫婦喧嘩の期間が長引くと、離婚のリスクも高くなってしまいます。夫婦喧嘩で仲直りできずに長期間に渡ってコミュニケーションがうまく取れない状態が続くと、ますます夫婦間で不満や不和が蓄積していき、互いの感情的な距離は広がり、もはや改善できないレベルにまで夫婦関係が悪化してしまうこともあるのです。

夫婦喧嘩の後、仲直りせずに数ヶ月経ち別居することになり、数年後に離婚してしまう、などというケースも見受けます。

夫婦喧嘩の後に自分から仲直りを持ち掛けるのは気まずいかもしれませんが、なるべく早く、できれば夫婦喧嘩をした当日中に仲直りすることが推奨されます。

仲直りのきっかけはLINEや手紙でもOK

夫婦喧嘩後に仲直りのきっかけを掴めない場合、LINEや手紙を通じて気持ちを伝えてみましょう。

夫婦喧嘩の後、沈黙が続いている状況で、夫が妻に向けてLINEで「今日はごめんね。君の気持ちをもっと考えるよ」とメッセージを送ることで、妻の心が和らぎ、会話につながり、仲直りできるかもしれません。

また、手紙では、自分の気持ちをじっくりと書き留めることができます。言葉で直接伝えるのが難しい感謝の気持ちや謝罪の言葉を書くことで、相手に真摯な姿勢が伝わり、仲直りが期待できます。

LINEや手紙で仲直りのきっかけを得られたら、直接話し合うのも良いでしょう。文章だけでは相手の表情や感情、声色は分からないので、最後にはきちんと話し合って仲直りすることがおすすめです。

仲直りのきっかけを作るためには、相手に対する思いやりを持ち、柔軟な方法でアプローチすることが大切です。

相手の好きな料理をふるまうのも関係修復のきっかけに

夫婦喧嘩後に仲直りのきっかけを掴めない場合、相手の好きな料理をふるまうことも一つの方法です。

妻が夫の好きな料理を作って夕食に出すことで、夫の気持ちが和らぎ、会話が再開されるきっかけになるかもしれません。料理を通じて「あなたのことを考えているよ」というメッセージを伝えることができるのです。

また、料理を一緒に作ることも、夫婦喧嘩後の仲直りのきっかけとなり得ます。共同作業を通じて徐々に会話が生まれ、夫婦喧嘩の後の気まずい雰囲気を払拭することが期待できます。

このように、相手の好きな料理をふるまうことは、夫婦喧嘩後の関係修復のきっかけとして効果的です。料理は愛情の表現であり、お互いに対する思いやりを伝えることができます。

この際に忘れてはならないのは、調理した後片付けです。後片付けを忘れてしまうと、「台所を汚すだけ汚して綺麗にしてくれない」と新たな夫婦喧嘩の火種を生むことになるので、料理を作って満足、で終わらせてはいけません。

夫婦喧嘩の後にプレゼントを贈るのは仲直りに逆効果の場合も?

夫婦喧嘩後に仲直りのきっかけを探している場合、プレゼントを贈ることも一つの方法ですが、状況によっては逆効果になることもあります。

たとえば、プレゼントが相手の好みや趣味を考慮せず、自分の都合で選ばれたものだと、相手は「本当に私のことを理解しているのか」と感じ、夫婦喧嘩の溝を深めてしまうことがあります。

また、夫婦喧嘩の度に花を贈ったりケーキを買って帰ったり、などしていると、相手は「プレゼントを贈ればこちらが許すと思っているのか」と不快になってしまい、余計に仲直りできない可能性もあります。

プレゼントは、日頃の感謝を伝えるための手段としては有効ですが、夫婦喧嘩後の関係改善のための手段としては、あまりおすすめができません。もしプレゼントを贈りたいのであれば、タイミングや贈る物、手渡す状況をしっかり検討しましょう。

夫婦円満の秘訣は?夫婦喧嘩を減らすために日頃からできる事

夫婦喧嘩の仲直りの方法は以上となりますが、できれば日頃から夫婦関係を改善しておき、夫婦喧嘩自体を減らせたら理想ですよね。そこで、夫婦円満の秘訣と題し、夫婦喧嘩を予防するために日頃からできる夫婦関係改善方法や、夫婦喧嘩を減らすコツをご紹介いたします。

夫婦喧嘩を減らすコツは「お互いを尊重する」こと

夫婦喧嘩を減らすための秘訣として重要なことは、お互いを尊重することです。

夫と妻は、夫婦であっても違う人間ですから、考え方も価値観も異なります。どれだけ趣味で意気投合しても、婚姻生活の中で意見が全て一致することはまずありません。お互いの考えを尊重し、理解し合う姿勢を欠かさないようにしましょう。

また、相手のコンプレックスを刺激しない、嫌がることはしない・言わないことが大切です。たとえば低身長を気にしている夫に日頃から「背が低い」と言っていると、夫は傷つくだけでなく、妻に対する不快感や不信感を募らせることになります。

相手の価値観を尊重し、日常生活の中で不和を招くような言動をしないことが大切です。

このような日々の心がけで、夫婦喧嘩を防ぐことができるでしょう。

適切な距離感と適度なコミュニケーション、感謝の言葉がけが重要です

夫婦喧嘩を減らすコツは、日頃から適切な距離感で接し、十分なコミュニケーションを取ることです。互いの意見や感情を率直に伝え合うことで、誤解や不満を未然に防ぎます。また、意見が異なる場合でも、相手の立場を理解し、尊重する姿勢を持つことが重要です。

さらに、「言わなくても分かってくれる」と慢心せずに、感謝の気持ちは言葉で伝えるようにしましょう。小さなことでも、相手の行動や努力に対して「ありがとう」と感謝を表すことが大切です。相手への感謝の言葉は、夫婦関係をより良好に保つための重要なコミュニケーションツールです。

適切な距離感で接し、十分なコミュニケーションを取り、感謝の言葉を忘れないことが、夫婦喧嘩を減らし、夫婦関係を円満に保つコツのひとつです。

夫婦間でルールを作っておきましょう

夫婦喧嘩を減らすためには、「夫婦間でルールを作っておくこと」も重要です。ルールを設定することで、予め争いの原因となるような事態を避けたり、喧嘩になった際の対処法を定めたりすることができます。これにより、夫婦喧嘩が起きたときのダメージを最小限に抑え、円満な関係を維持することが可能になります。

ルールを設定する時には、明確で具体的な期間や時間を設けることも大切です。夫婦喧嘩の後に話し合いの機会を設けることについてルール化しておくことで、夫婦喧嘩が長引くことを回避できます。

夫婦喧嘩を減らし、夫婦喧嘩が起きてもすぐに仲直りするためのルールとしては、たとえば次のようなルールが考えられます。

夫婦喧嘩の10のルール

  1. 夫婦喧嘩が起きて言い合いになったら、一度違う部屋に行くなどして距離を取り、1時間は絶対に顔を合わせないようにして冷静になる。
  2. 自分が悪かったと感じたら、素直に謝罪する。
  3. 相手の謝罪は素直に受け止め、許す気持ちを持つ。
  4. 似たような内容での夫婦喧嘩が繰り返されないように、夫婦喧嘩したらその時にきちんと根本的な原因を解決しておく。
  5. 夫婦喧嘩に子どもを絶対に巻き込まない。
  6. 夫婦喧嘩で家出をしても、必ず居場所は連絡すること。
  7. 夫婦喧嘩が長引く場合も、翌日中には必ず一度話し合う場を設ける。
  8. 夫婦間の問題を親や友人などの第三者に勝手に相談したり、第三者を巻き込んだりしない。
  9. 日曜日は必ず2時間、夫婦でいる時間を取るなど、定期的に夫婦間で話し合いの時間を設ける。
  10. 溜まった不満や意見を気軽に言い合える場を作る。

また、夫婦間でのルールは、単に喧嘩を避けるためだけでなく、お互いの生活スタイルや価値観を尊重し合うためのものでもあります。

このように、夫婦間でルールを設定し、それを守ることで、夫婦喧嘩を減らし、夫婦関係を円満に保つことができます。互いに納得のいくルールを定めることが、夫婦喧嘩の防止と仲直りの促進につながるのです。

相手に拒否されて仲直りできない場合の対処方法

さて、夫婦喧嘩をして自分は仲直りしたいと思っても、相手から謝罪や話し合いを拒否されて仲直りできない場合があるかもしれません。

相手が仲直りを拒否してくる場合、どうしたらいいのでしょうか。

1.時間を置いて冷静になる

相手が仲直りを拒否している場合、まずはお互いに時間を置いて冷静になることが重要です。怒りや悲しみなどの感情が高ぶっているときは、適切な判断ができないことが多いため、一時的に距離を置いて、心を落ち着けることが大切です。

2.自分や相手の考えを見つめ直す

冷静になったら、自分の考えや行動、そして相手の立場や感情を改めて考えてみましょう。夫婦喧嘩の原因や自分の責任について、冷静に分析することで、問題の解決策が見えてくることがあります。

3.手紙やメールで自分の気持ちを伝える

直接話し合いが難しい場合は、手紙やメールを使って自分の気持ちを伝えるのも一つの方法です。文章であれば、相手にプレッシャーを与えずに自分の思いを伝えることができ、相手もゆっくりと内容を考えることができます。

4.言葉ではなく、行動や態度で誠意を示す

仲直りを拒否される場合、言葉だけでは相手を納得させることが難しいかもしれません。そのようなときは、行動や態度で誠意を示すことが効果的です。たとえば、相手が困っているときに手助けをする、普段から思いやりのある行動を心がけるなど、具体的な行動で信頼を回復しましょう。

5.別居や離婚も検討する

万が一、どんな努力をしても仲直りができない場合は、別居や離婚を検討することも一つの選択肢です。しかし、このような重大な決断をする前には、十分な時間をかけて考え、必要であればカウンセリングなど専門家のサポートを受けることが重要です。

夫婦喧嘩が起きたときには、仲直りを目指して努力することが大切ですが、それでも解決できない場合には、冷静に次の手段を検討する必要があります。

一人で決断するのが難しい場合は、弁護士などの専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。

【Q&A】夫婦喧嘩の仲直り

Q1.夫婦喧嘩後、最初にすべきことは何ですか?

夫婦喧嘩をしたら、まずお互いに冷静になる時間を取ることが重要です。感情が高まっているときは、話し合いが建設的でなくなることが多いです。一時的に距離を置き、落ち着いたら話し合いを始めましょう。

Q2.夫婦喧嘩の仲直りの方法を教えてください。

夫婦喧嘩の仲直りの方法としては、まず自分に原因や非がある場合は素直に謝罪することが大切です。冷静になってから、お互いが納得できるまで話し合いをし、お互いの立場や感情を理解し合う努力をしましょう。さらに、相手の好きな料理を作るなどの行動で誠意を示すことも有効です。また、感謝の気持ちを言葉で伝えることも、関係改善に役立ちます。仲直りした後は、過去の喧嘩を蒸し返さないようにしましょう。これらの方法を通じて、夫婦関係を改善し、より強固な絆を築くことができます。

Q3.夫婦喧嘩の後、相手が仲直りを拒否している場合、どのように対処すれば良いですか?

相手が仲直りを拒否している場合は、まずはお互いに時間を置いて冷静になることが重要です。その後、自分の行動や言葉を振り返り、相手の立場を理解しようと努めてください。また、手紙やメールで自分の気持ちを伝えることも効果的です。言葉ではなく、行動や態度で誠意を示すことも大切です。それでも改善が見られない場合は、カウンセリングを検討することも一つの選択肢です。

夫婦関係のお悩みは弁護士にご相談ください

夫婦喧嘩は避けられないものですが、その後の仲直りが夫婦関係をより強固にします。仲直りのためには、まず自分の非を認めて謝ること、お互いの立場を理解し合うための冷静な話し合い、そして相手への感謝を忘れないことが重要です。

また、夫婦間でルールを設けることも争いを減らす効果的な方法です。仲直りの過程では、言葉だけでなく、行動で誠意を示すことも大切です。

しかし、何度も同じ問題で喧嘩が繰り返される場合や、話し合いが進まない場合は、第三者の意見を聞くことも有効です。

特に、夫婦関係に関する法的な問題や権利について不安がある場合は、法律の専門家である弁護士に相談することをおすすめいたします。

夫婦喧嘩で別居や離婚を考えたり、夫婦関係の改善に悩んだりした時は、ぜひ弁護士にご相談ください。

この記事を書いた人

雫田 雄太

弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士

略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。1,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。

 

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