マザコン|マザコンとは?特徴や意味、原因などを徹底解説!
マザコンとは一般的に、母親に強く依存する人を意味する言葉です。従来は男性を指す言葉でしたが、最近では女性についてもマザコンという表現が使われるようになってきました。
一見すると母親思い・親孝行のように映るため、家族を大切にする人なんだな、と思われがちです。ですが、マザコンと母親思いとでは明確な違いがあります。
この記事では、マザコンの意味や特徴、母親思いとの違いについて詳しく解説いたします。さらに、母親に依存してしまうようになる心理的原因・理由といったことについても触れていきます。
そして、特に夫婦関係において、配偶者がマザコンだった場合にどのように対処すればいいのか、といった点についても触れたいと思います。
この記事が、夫や妻のマザコンに悩んでいる方にとって、少しでもご参考となりましたら幸いです。
目次
マザコン
マザコンという言葉は広く一般的に知られていますが、その正式名称や意味をご存知でしょうか。まずは、マザコンとはどういう意味かについて、簡単にご説明させていただきます。
マザコンとは
マザコンとは「マザー・コンプレックス」の略称です。ちなみに、マザー・コンプレックスという英語の表現はなく、日本で生まれた和製英語となります。
マザコンの意味
「マザー」が母親、「コンプレックス」は精神医学用語で「抑圧されたさまざまな感情が組み合わさったもの」を意味するため、マザコンとは「母親に対して過度に執着し、自立性が欠如していること」を意味するとされています。
また、「マザコン」と対になる言葉としては、母親ではなく父親に対して執着する「ファザコン」や、親の方が子供を強く気にかける「子煩悩」といった言葉があります。
母親思いとの違いは「依存度」と「自立性の有無」
マザコンと母親思いは、一見するとその行動が似ているため、母親思いで優しい男性や女性がマザコンと誤解されることがあったり、母親思いの人だと思って結婚したらマザコンだった、というようなことがしばしばあります。
たとえば、成人済みの社会人男性が実家で母親と同居していると、自立できないマザコンだと思われることがあります。
しかし実際は、家事を分担しており、母親が病気のためにあえて息子が同居しているだけで、マザコンではないといった場合もあるでしょう。
この点、マザコンと母親思いとの明確な違いは、母親への「依存度」と「自立性の有無」にあります。
単に母親思いの場合は、母親のことを大切にしても、母親に依存することはありません。重要なことを母親に任せたり、自分で決断すべきことを母親にゆだねたりせず、自分で意思決定を行います。
この点、マザコンの場合は母親に決定権をゆだね、何事においても母親の意見を優先しようとします。また、母親の考えが絶対的で、もし自分の考えと母親の考えが違った場合は、母親の考えが正しい、と盲目的に従おうとする傾向にあります。
そして、母親思いの人は、精神的にも社会的にも自立しています。自分の生活を母親や実家に任せるのではなく、基本的には自分の生活は自分で担います。その上で、「母親が高齢だから、力仕事だけは手伝ってあげるようにしよう。」といったように、母親を支えようとします。
一方でマザコンの場合は、母親を支えたいのではなく、母親に支えられたいという意識が根底にあります。
以上の通り、表面的には「母親のために」行動するのは同じでも、その行動の理由・動機が異なるのです。マザコンの人は「自分が母親に認められるため」「母親から褒められたいから」など、「自分のため」という動機が根底にあり、見返りを期待しているのです。
マザコンの原因
さて、以上の「マザコン」ですが、そもそもなぜマザコンになってしまうのでしょうか。
続いて、なぜマザコンになってしまうのか、マザコンになってしまう心理的な原因・理由について見ていきたいと思います。
マザコンの心理的原因6つ
なぜマザコンになってしまうのか、という心理的な原因については、一般的に次のような理由が挙げられます。
なお、これらのいずれか一つが理由となっているのではなく、複数の理由が複合的に関係してマザコンの状態になっている場合もあります。
①母親が過干渉・過保護
母親が過干渉・過保護の家庭で育った人は、マザコンになることがあります。
過干渉・過保護の母親は、子供の行動や選択を細かくコントロールしようとし、子供が自分で問題を解決する機会を奪ってしまうことがあります。たとえば、子供が失敗を恐れて何か新しいことに挑戦しようとする時、母親が過剰に心配してすぐに助けに入り、子供が自分で考えて行動する機会を奪うことがあります。
このような環境で育った子供は、自分で物事を決める力や問題を解決する能力が育ちにくく、自己肯定感が低くなる可能性があります。
また、母親の意見や価値観が自分のものと混同され、自分自身の判断基準が明確にならないこともあります。その結果、成人後も母親に強く依存する傾向が強まり、マザコンとしての特徴が顕著になることがあるのです。
②母親との関わりが薄かった反動
過干渉・過保護の反対に、子供時代に母親との関係が希薄だった場合にも、成人後に過度に母親に依存しマザコンになることがあります。
子供時代に十分な愛情や注意を受けられなかった人は、無意識のうちにその喪失感を埋めようとし、母親との関係を強化しようとした結果、その言動がマザコンになってしまうのです。
たとえば、子供時代に母親が仕事で忙しく、母親を煩わせないように良い子でいようとしていた場合、成人しても「良い子にしていれば母親に愛してもらえる」と考え、常に母親に従い、母親の顔色をうかがうようになってしまうことがあります。
③父親と母親が不仲だったため、母親が息子や娘に依存している
マザコンになる心理的原因の一つとして、「父親と母親が不仲だったため、母親が息子や娘に依存している」ことが挙げられます。
家庭内での不和や父親と母親の間に愛情がないと感じる環境で育った子供は、母親との関係に過度に依存する傾向があります。特に、母親が夫との関係に不満を抱いている場合、母親の方から息子や娘に執着し依存するようになり、結果として息子や娘もマザコンとなってしまうのです。
たとえば、父親が家庭を顧みないことが多く、母親が孤独を感じている状況では、母親は子供との絆を深めることでその寂しさを埋めようとします。その結果、子供は母親から過度な期待や依存を受けることになり、成人後も母親から離れられなくなってしまいます。
このような家庭環境では、子供は自分が母親の幸福の源であると感じ、母親を喜ばせることが自分の役割であると認識してしまうため、成人後も母親が最優先になり、そうした行動が第三者からマザコンと思われることになるのです。
④自己肯定感の欠如
マザコンになる心理的原因の一つとして、「自己肯定感の欠如」が挙げられます。自己肯定感とは、自分自身を肯定的に評価し、自分の価値を認めることができる感覚です。この感覚が低いと、自己の意見や判断に自信を持てず、他者、特に母親からの評価や承認を強く求める傾向があります。
自己肯定感が低いと、自分の意見やニーズを表現することが難しくなり、母親の意見や期待に合わせようとする傾向が強まります。
また、母親からの批判や否定を過度に恐れ、自分の本当の感情や考えを隠すこともあります。このような行動は、自立性の欠如につながり、母親へ過度に依存するようになり、マザコンになるのです。
⑤対人関係の不安
対人関係に不安がある場合も、マザコンの心理的原因となります。
他人との関係を築くことに対する不安や恐れが強いため、安心感や安定感を求めて、既に関係性を築けている母親に依存しマザコンとなってしまうのです。
たとえば、幼少期に友人関係での失敗やトラウマを経験した場合、他人との関係に対する不安が強まり、母親を唯一の信頼できる存在として捉えるようになることがあります。
また、社会に出てからも対人関係の構築がうまくいかないと、その不安を解消するために母親への依存度が高まることがあります。
⑥社会的スキルが欠如している
マザコンになる心理的原因の一つとして、「社会的スキルが欠如している」ことが挙げられます。
社会的スキルとは、他者と効果的にコミュニケーションを取り、関係を築くための能力です。このスキルが未発達の場合、他者とのコミュニケーションや関係構築が困難になり、結果として、既知の安全な関係である母親との関係に過度に依存するなど、マザコンになる可能性があります。
社会的スキルの欠如は、自信のなさや自己肯定感の低さにも関連していることが多く、こうした心理状態が複合的に影響し、マザコンの心理的原因になるのです。
マザコンの特徴
マザコンの男女は前述の通り、母親に依存し母親を絶対的な存在だと思っており、精神的に自立できていません。そのため、マザコンの男性や女性には次の6つの特徴が見られることが多いです。
- 母親から世話をされることを抵抗なく受け入れる。
- 母親の考えや意見を絶対的なものだと思っている。
- 母親と頻繁に連絡を取ったり会ったりしている。
- 母親以外の人から意見されることを好まない。
- プライベートなことでも全て母親に相談する。
- 母親と配偶者を比較することが多い。
それではこれらの6つの特徴について、詳しく見ていきましょう。
①母親から世話をされることを抵抗なく受け入れる
マザコンの人には、成人しても日常生活で母親に身の回りを世話してもらうのを当然のことと受け入れる傾向があります。
洗濯、掃除、食事の準備などの基本的な家事を母親に任せるだけでなく、自分が着る服装も母親に選んでもらうなど、通常自分で行う自分の身の回りのことまで母親に任せて、一切抵抗せず受け入れるのです。
自立心の欠如と母親への過度な依存心が、こうした特徴の原因となっています。
この特徴は、恋愛や結婚生活にも影響を与える可能性があります。パートナーに対しても、母親がしてくれたのと同様の世話を期待することになり、パートナーと離婚することになりかねません。
③母親の考えや意見を絶対的なものだと思っている
母親の意見や言葉の真偽を疑うことなく、その指示やアドバイスを絶対的なものだと思い、最優先するというのもマザコンの特徴のひとつです。自分やパートナーの価値観や意見を通すことよりも、母親の考えを優先します。
こうした傾向は、母親に関係しない個人的な事項についても及びます。仕事の選択、住む場所、あるいは日々の小さな選択事項に至るまで、母親の意見に強く依存しており、母親の意見に従うことによって、安心感を覚えているのです。
たとえば、新しい職場を選ぶ際に、自分自身のキャリアプランや興味を考慮するよりも、母親が「ここに勤めるべきだ」と提案した職場を選んだり、恋愛関係においても、自身や相手がどう思うかより、母親がどう思うかを優先させます。
このような行動は、自己決定能力の低下や自己主張の弱さにつながり、他人との関係性や社会生活においても問題を引き起こす可能性があります。結婚生活においては、パートナーとの意見の相違を解決する際に、常に母親の意見を優先させるために、パートナーとの関係が悪化してしまう可能性があります。
③母親と頻繁に連絡を取ったり会ったりしている
毎日のように電話で長時間話をしたり、仕事やプライベートで忙しいにも関わらず、週末には必ず実家を訪れて母親と時間を過ごすといった行動も、マザコンに見られる特徴です。
母親との関係を極めて重要視し、日々の出来事や決定事項を共有することに安心を感じます。たとえば、仕事での出来事や友人関係、趣味の話など、大小さまざまな話題を母親と頻繁に共有します。
具体的な状況としては、一日の終わりに必ず電話でその日の出来事を報告する、週末は必ず実家を訪れて時間を過ごす、または社会人になっても母親とのメッセージのやりとりが日常的に行われることが挙げられます。単に情報の共有だけでなく、母親からのアドバイスや承認が欲しい、という欲求に起因している行動です。
恋愛関係や結婚生活では、パートナーとのコミュニケーションよりも母親とのコミュニケーションを優先することで、パートナーとの間に摩擦が生じることにもつながります。
④母親以外の人から意見されることを好まない
母親の意見や考えを絶対視し、他の人からのアドバイスや批判を受け入れることに抵抗を感じるといった特徴もあります。母親の考えを優先するあまり、友人や同僚、恋人など他の関係者からの異なる視点や意見を拒絶することがあるのです。
このような行動は、他者との関係構築やコミュニケーションに影響を及ぼし、結果として対人関係のトラブルや孤立を招くことがあります。
たとえば、配偶者が家事の分担や子育ての方法について意見を述べたとき、それが母親の考え方と異なる場合、マザコンの人は配偶者の意見を受け入れず、母親のやり方を強く主張することがあります。
また、結婚生活における重要な決断をする際にも、配偶者との話し合いよりも母親の意見を優先し、配偶者の考えを軽視することがあります。
こうしたマザコンの行動は、配偶者との間に不満や摩擦を生じさせ、結婚生活における信頼関係や協力関係を損なう原因となる可能性が高いです。
⑤プライベートなことでも全て母親に相談する
マザコンの人には、日常生活の細かなことから大きな決断まで、あらゆるプライベートな事柄を母親と共有し、その意見やアドバイスに頼る傾向があります。友人関係の悩み、恋愛相談、仕事のことなど、なんでも母親と共有しようとしてしまうのです。
そのため、結婚生活の中で配偶者が「夫婦間の秘密にしてほしい。家庭内でとどめておいてほしい」と思って話した悩み事なども、母親に共有して話してしまいます。
こうした行動によって、結婚生活においては特に、夫婦関係におけるプライバシーの問題で配偶者と衝突してしまい、夫婦関係が悪化してしまう可能性があります。
⑥母親と配偶者を比較することが多い
マザコンの人は、恋愛や結婚生活において、母親を基準として配偶者を評価してしまう傾向が強いです。
たとえば、母親が得意とする料理や家事のスキルを配偶者と比較し、母親に劣ると判断した場合、不満を感じたり批判したりすることがあります。また、母親の価値観や意見を尊重するあまり、配偶者の考え方や行動が母親と異なると、それを否定的に捉えることがあります。
具体的な状況としては、配偶者が作った料理を母親の料理と比較して文句を言う、配偶者の育児方法や家事のやり方が母親のやり方と異なると不満を表明する、あるいは配偶者の意見や判断を母親の意見と比較して軽視する、といった例が挙げられます。
マザコンの治し方
夫や妻がマザコンだった場合に、うまく夫婦関係を維持していく付き合い方や、マザコンの治し方はあるのでしょうか。
マザコンは本人が「マザコンではなく母親思いであるだけ」と認識していたり、母親自身がその状況を受け入れていることが多いため、当事者が問題と認識していません。
本人にマザコンを治したいという気持ちがなく、また、マザコン自体が薬や手術で治せる病気ではないため、明確なマザコンの治し方というのはないのです。そのため、を改善するというのは難しいです。
ですが、マザコンの治し方はないとしても、マザコンの配偶者とうまく付き合っていくためにできることはあります。
①夫や妻に自分がマザコンだと自覚させる
マザコンの夫や妻との付き合い方の前提として、まずは本人に自身がマザコンであることを自覚させることが重要です。問題の認識が、改善の第一歩となるためです。
具体的には、夫婦での対話を通じて、マザコンの行動や考え方がどのように関係に影響を与えているかを具体的に指摘し、理解を求めることが有効です。
また、必要であればカウンセリングやセラピーを受けることで、専門家の助けを借りて自覚を促すことも一つの方法です。
②義母を味方につける
マザコンの夫や妻と上手に付き合うためには、義母を味方につけることも有効な戦略です。義母と良好な関係を築くことで、夫や妻の母親依存を和らげることが期待できます。
たとえば、義母とのコミュニケーションを積極的に取り、共通の興味や趣味を見つけることで、義母との信頼関係を築くことができます。義母との信頼関係を築くことができれば、夫婦の問題について義母に相談し、アドバイスを求めることで、義母の理解と協力を得ることも可能になります。
ただし、この際に夫や妻がマザコンで困っている、とはっきり伝えないようにしましょう。マザコンという言葉について、義母としても良いイメージは持っていないため、「あなたの息子はマザコンです」などと言っては余計な反発を招くだけです。
「お義母さんから夫に言ってもらえませんか?」など、やんわりと相談という形で伝えて、義母を通して配偶者の行動の改善を促すと良いでしょう。
③義母の良いところを真似する・義母の悪口を言わない
マザコンの夫や妻との関係を改善するためには、義母の良いところを真似することや、義母の悪口を言わないことが重要です。
たとえば、義母が料理が得意であれば、そのレシピを学んで夫に振る舞うなど、義母の良い点を自分の生活に取り入れることで、配偶者の母親を尊重していることを示せます。
また、義母の悪口を言うことは、夫や妻の防衛本能を刺激し、関係の悪化を招く可能性があるため、避けるべきです。代わりに、義母の良い行動や性格を褒めることで、ポジティブな関係を築くことができます。
④改善しそうになければ離婚も検討する
マザコンの問題が深刻で改善の見込みがない場合、離婚を検討することも一つの選択肢です。
しかし、この決断は非常に重大なものであるため、十分な時間をかけて慎重に考える必要があります。いきなり離婚を決断せずに、まずは夫婦カウンセリングやセラピーを受けるなどして、関係の改善を試みることも重要です。
離婚したいと思った場合も、いきなり別居などの強硬手段を取らずに、「あなたがいつもお義母さんを優先するから、夫婦としてやっていく自信がない」など、配偶者と話し合う機会を設けましょう。
また、感情的になることを避け、落ち着いて冷静に自分の気持ちや考えを伝えることが重要です。自分の感情やニーズを明確に伝えることで、配偶者にも問題の深刻さを理解してもらいやすくなります。
離婚を検討する場合は、法的な手続きや財産分与、子供がいる場合は親権など、さまざまな面を考慮する必要があります。そのため、専門家である弁護士に相談することをおすすめいたします。
マザコンに関するQ&A
Q1.マザコンの意味と、マザコンの反対の言葉を教えてください。
マザコンとは「マザー・コンプレックス」の略称です。「マザー」が母親、「コンプレックス」は精神医学用語で「抑圧されたさまざまな感情が組み合わさったもの」を意味するため、マザコンとは「母親に対して過度に執着し、自立性が欠如していること」を意味するとされています。
また、「マザコン」と対になる言葉としては、母親ではなく父親に対して執着する「ファザコン」や、親の方が子供を強く気にかける「子煩悩」といった言葉があります。
Q2.マザコンの人にはどういった特徴がありますか?
マザコンの男性や女性には、主に次の6つの特徴が見られます。
- 母親から世話をされることを抵抗なく受け入れる。
- 母親の考えや意見を絶対的なものだと思っている。
- 母親と頻繁に連絡を取ったり会ったりしている。
- 母親以外の人から意見されることを好まない。
- プライベートなことでも全て母親に相談する。
- 母親と配偶者を比較することが多い。
Q3.何が原因でマザコンになるのでしょうか?
マザコンになる心理的原因には、さまざまな理由が挙げられます。
母親が過干渉・過保護であることや、反対に母親との関わりが薄かった反動によってマザコンになることがあります。父親と母親が不仲だったために、母親が息子や娘に依存していたり、子供の自己肯定感や対人スキル・社会的スキルが欠如していることなども、マザコンの原因となります。
まとめ
この記事では、マザコンの意味や特徴、マザコンになる心理的原因、マザコンの配偶者との付き合い方などについて解説させていただきました。
マザコンは夫婦関係においてさまざまな問題を引き起こす可能性があるため、配偶者とのコミュニケーションを通じて自覚を促し、カウンセリングを活用することが重要です。
また、義母との良好な関係を築くことや、母親への依存を減らすための自立を目指す努力も求められます。マザコンの配偶者との関係改善が見込めない場合は、離婚や別居も視野に入れる必要があるでしょう。
マザコンの配偶者についてのお悩みや、配偶者の両親・親族とのお悩みがある場合は、ぜひ弁護士にご相談ください。離婚や別居といった対処法や、配偶者の両親・親族との関係で生じた法的問題について、弁護士が法律の専門家として適切に対応し、ご依頼者様をサポートいたします。
この記事を書いた人
雫田 雄太
弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士
略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。3,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。
家庭の法律問題は、なかなか人には相談できずに、気付くと一人で抱え込んでしまうものです。当事務所は、家庭の法律問題に特化した事務所であり、高い専門的知見を活かしながら、皆様のお悩みに寄り添い、お悩みの解決をお手伝いできます。ぜひ、お一人でお悩みになる前に、当事務所へご相談ください。必ずお力になります。