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シングルマザーにおすすめの仕事!正社員とパートの違いを解説!シンママの就職や転職を応援します!

監修者:弁護士法人あおい法律事務所

代表弁護士 雫田雄太

略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。
3,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。

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シングルマザーで子育てをしながら仕事も両立させるのはとても大変です。子供がいるシンママにおすすめの職業にはどのようなものがあるのでしょうか?

シングルマザーが仕事を探す上で大切な正社員やパートの違い、就職や転職の方法など、丁寧に解説していきます。

目次

正社員とパートの違いって?シングルマザーにおすすめの働き方とは?

シングルマザーの働き方の特徴を知ろう

子供がいるシングルマザーのみなさんは、家庭と仕事を両立しながら、どんな働き方をしているのでしょうか?厚生労働省の全国ひとり親世帯等調査によると、シングルマザーの約8割がシングルマザーになる前から仕事をしています。

そのうちパート・アルバイトが50%、正社員が35%ほどとなっています。しかし、シングルマザーになって以降は正社員になる人が多く、正社員は48%、パート・アルバイトが38%と、数字が逆転しています。シングルマザーになる前は、夫の扶養に入っていたり、より子育てに専念するために仕事を減らしていた人も少なくありませんが、シングルマザーになってから、収入の増加や福利厚生の安定を求めて、正社員に転職や就労する人が多いようです。

正社員とパートはどのように違うの?

シングルマザーの働き方を考えるときに、雇用形態はとても重要です。雇用形態とは、企業と結んでいる雇用契約の種類のことで、正社員、契約社員、パート、アルバイト、派遣社員、委託社員などがあります。

どうしてシングルマザーが働き方を考える際にこの雇用形態が重要になるかというと、雇用形態の種類によって、労働時間や給与、福利厚生などの条件などが変わってくるためです。

さきほど、シングルマザーは正社員又はパートの仕事に就いている人が多いことをご説明しましたが、この2つは雇用形態が異なります。近年、正社員とその他のパートなどの非正規社員とで給与や福利厚生の条件の差を減らそうという動きもあり、会社によっては雇用条件がほとんど同じものもあります。ここでは、あくまで一般的な労働条件の違いを説明していきます。

正社員とパートの仕事の違い①労働時間

正社員は正規雇用のため、基本的にはフルタイムで仕事をします。フルタイムは会社によって異なりますが、午前9時から午後6時までの8時間労働の職場が多いです。また、パートなどの非正規雇用者よりも、残業や土日出勤が求められることもあります。

ただし、最近は正社員でもリモート勤務やフレックスタイム制の利用などで、勤務時間に融通が利くようになってきています。シングルマザーの方は職場と相談しながら、仕事内容を調整して残業や土日出勤を減らしてもらったり、時短勤務を利用して、勤務時間を6時間とすることもあります。

一方、パートの場合は、非正規雇用であり、1日又は1週間の労働時間が正社員よりも短いです。パートは自分の希望の時間や曜日に仕事をすることができるので、シングルマザーでも子供の予定と調整しながら働くことができます。

また、時短勤務などはパートでも条件を満たしていれば制度を利用することができます。一方で、シングルマザーで子育て中の方は、子供の怪我や病気で急に仕事を早退・遅刻したり、1日休まなければいけないことも少なくないでしょう。パートはシフト制のために急な休みに対応できないこともありますので、留意しましょう。

正社員とパートの仕事の違い②給与

正社員は、退職するまで同じ仕事を続けることができるので、安定した収入を得ることができるでしょう。また、正社員の方がパートよりも高収入の仕事が多く、ボーナスや退職金、特別手当などが充実していたり、パートに比べると経済条件が充実しています。

シングルマザーの子育てには、子供の生活費、教育費、医療費などたくさんのお金が必要になります。「シングルマザーだからといって、子供に不自由をさせたくない」という思いから、高収入で安定した正社員への仕事を希望するシングルマザーも多いのです。

一方、パートの場合、給与やボーナスは勤務時間を基準として算出されるため、正社員と比べると給与が低い傾向があります。また、ボーナスは正社員のみが支給対象となっていたり、まれにボーナスが支払われる場合であっても金額が低い場合がほとんどです。パートの仕事を探す場合は、給与の条件などをきちんと確認することをおすすめします。

正社員とパートの仕事の違い③福利厚生

正社員はほとんどの会社で、健康保険、厚生年金、各種保険関係の制度が揃っています。また、独自の研修や教育、娯楽サービスの利用など、福利厚生が充実しています。

社会保険料は会社と自分の負担が半分になるため、シングルマザーの家庭でも大きな節約になります。また、福利厚生の中には子供と一緒に使えるカラオケや娯楽施設の利用クーポンなどもあったりするので、うまく活用することで生活がより豊かになるでしょう。

一方、パートの場合でも正社員と仕事内容が同一であれば、基本的には正社員と同じ福利厚生を受けることができます。ただし、正社員と異なる仕事内容の場合は福利厚生が受けられない場合がありますので、事前に確認をしておきましょう。

シングルマザーにおすすめの働き方は?子育てと両立できる仕事を選びましょう

正社員とパートには、どちらも長所と短所があり、シングルマザーがどちらがいいという一概な結論は言えません。パートで仕事量を抑えてできるだけ子供と過ごす時間を増やしたい人もいれば、安定した仕事で経済的にも充実させたいために正社員で働く人もいるでしょう。

どちらも子供のために必要な選択であり、間違いではありません。正社員でもパートでも、仕事と子育てを両立できるように、シングルマザーの生活状況を理解してくれるような優しい職場を見つけましょう。

シングルマザーの仕事探しのポイント

就職や転職で悩むシンママにおすすめの仕事探しの方法とは?求人の探し方を解説!

シングルマザーで就職や転職を考えている人は、どのようにして仕事を探しているのでしょうか?近年は、求人情報誌のほか、求人サイトで仕事を探すことが多くなってきました。

ここでは、仕事を探すシングルマザーに向けて、求人のポイントやチェックしてもらいたい事項などをまとめてみました。

シングルマザー必見の仕事の探し方

求人ポイント①・勤務地

シングルマザーが仕事をする上で、勤務地はとても重要です。

子供の保育園や幼稚園、小学校が家と仕事先の途中にあれば、子供の送迎に便利ですし、子供が体調を崩したときなどに呼出しの連絡があってもすぐに迎えに行くことができます。また、仕事先が家から近いと朝の支度で忙しくしていても余裕をもって出勤することができます。

通勤は毎日のことですので、できるだけ負担が掛からないように、仕事を探すときには、求人票などで仕事先の立地を確認するようにしましょう。なかには会社の住所と勤務先の住所が異なる求人もありますので留意してください。

求人ポイント②・雇用形態

正社員、パート、派遣などの雇用形態の違いによって、給与や勤務時間などが大きく変わってきます。

シングルマザーが安定して仕事をするためには、子供との生活に無理のない勤務条件を探す必要があります。正社員であれば長く同じ仕事を続けることができる一方で、期間限定で働きたい場合はパートのほうが辞めるときの負担が少なかったりします。

子育ての状況に合わせて自分にあった雇用形態を探すことをおすすめします。

求人ポイント③・勤務時間や残業の有無

シングルマザーは子供と一緒に生活しています。仕事を選ぶときは、子供の送迎の時間や学童、習い事の時間を考えて、無理のない勤務時間を選びましょう。また、土日出勤がある場合は、土日の勤務時間ができるだけ少ない仕事を探してみましょう。

定時が18時終了であっても、平均残業が1,2時間であれば、仕事終わりの送迎や晩御飯の準備に支障がでたりしますので、残業時間の記載にも留意しましょう。

求人には、フレックスタイム制を採用している会社もあります。フレックスタイム制とは、1日8時間の労働時間で、8時から17時、10時から19時、など具体的な勤務時間を自分で決めることができます。

また、曜日で勤務時間を変えることもできるので、子育てのスケジュールに柔軟に合わせることができますので、シングルマザーにはとても有益な制度です。また、正社員やパートで、条件を満たしている場合に時短勤務を利用できますが、会社の規模が小さく、従業員が少ない場合は事実上時短勤務ができないこともありますので留意しましょう。

求人ポイント④・給与/年収

求人では正社員、パート、派遣などの雇用形態によって給与が変わってきます。パートの仕事を探していて、高収入だと思い応募してみたら正社員の求人だったということもよくあります。

仕事を探す上ではきちんと確認するようにしましょう。シングルマザーは生活費をはじめ、子供の養育費や教育費、医療費などを一人で賄っている方が少なくありません。仕事を探すときには、生活にかかるお金を計算して、最低限の給与額を決めておくとよいでしょう。

また、基本給が低い場合でも賞与によって年収が高くなるものや昇給制度によって将来的には安定した給与が得られる会社もあります。

逆に基本給は高くても、賞与や昇給がなく、年収は低い求人もありますので留意してください。賞与や昇給の有無についても必ず確認しましょう。

求人ポイント⑤・休日・土日休みの有無

正社員の休日は、「完全週休二日制」と「週休二日制」のどちらかの記載がほとんどです。

完全週休二日制であれば、毎週2日は必ず休みがありますが、週休二日制は1か月のうち、2日休みの週が少なくとも一度あり、それ以外は週1日休みとなります。

シングルマザーが子育ての時間を確保したい、自分がゆっくり過ごすための時間を確保したい、という場合は完全週休二日制の仕事をおすすめします。

また、完全週休二日制でも、必ず土日が休みとは限りません。定休日が平日の場合もありますので、留意しましょう。

シングルマザーにおすすめの求人の探し方

ここからは、シングルマザーにおすすめの仕事の探し方をご紹介します。

・無料求人誌(求人フリーペーパー)

無料求人誌はエリアごとに販売されており、駅やコンビニなどに置かれているので、通勤や買い物に行く途中などで手軽に入手することができます。

無料求人誌は、地域の人を採用したいと考えている会社が利用していることが多く、お住まいの地域から通いやすい仕事が見つかるでしょう。

また、職種別、エリア別、高時給など特集別になっているものもありますので、シングルマザーが仕事を探すときに何を重要視したいかによって入手すべき求人誌も異なります。

すべて無料ですので、一度手に取ってみて、どういう仕事が掲載しているか見てみるとわかりやすいでしょう。

・求人サイト

近年は、求人サイトを利用して求人に応募することが多いでしょう。求人サイトには非常に多くの仕事が掲載されているので、シングルマザーに優しい職場を見つけやすいというメリットがあります。

ただし、応募、面接の日程調整など、すべて一人で対応しなければいけません。求人サイトを利用するときは、雇用形態、勤務時間、給与などの条件をきちんと確認してから、応募するようにしましょう。

・転職エージェント

転職エージェントは、就職や転職などの仕事探しに関してあらゆるサポートしてくれるサービスです。

一番最初に個人情報を登録する必要があるほか、職業歴や希望する仕事の内容などを細かく入力しなければいけないエージェントもあるので、最初は少し手間がかかります。

しかし、登録後はエージェントが希望条件に沿った仕事を提案してくれたり、自分でも気になる仕事があれば応募することができます。エージェントに直接相談することも可能なので、シングルマザーの生活状況を理解して、希望に沿うような仕事を紹介してもらえるでしょう。

サポート体制も整っているため、忙しいシングルマザーであっても、子育てと仕事探しを両立して進められるのでおすすめです。

・ハローワーク(公共職業安定所)

ハローワークは全国の自治体に設置されています。

ハローワークにも個人情報の登録は必要ですが、求人検索のほかに仕事探しの相談や求人紹介も受けることができるので、就職や転職に不安があるシングルマザーの方にもおすすめです。

ハローワークで紹介される仕事は中小企業や地域に根差した会社も多く、シングルマザーにも働きやすい仕事を見付けることができるでしょう。

シングルマザーに人気の仕事をご紹介!無資格や未経験でも就職・転職できる?

働くシングルマザーに多いのは「事務職」!

すでに就労しているシングルマザーでも今の仕事に不満を持っていたり、またこれま就労経験の少ないシングルマザーは自分にどんな仕事ができるのだろうと不安に思っているかもしれません。周りのシングルマザーはどんな仕事に就いているのでしょうか?

厚生労働省の令和3年度全国ひとり親世帯等調査によると、シングルマザーの仕事内容で最も多いものは事務仕事で全体の約23%になります。続いて、「サービス職業」が22&、「専門的・技術的職業」が20%、「販売」が8%の順となっています。

未経験のシングルマザーでも始められる事務仕事は毎年人気であり、次に資格などを取って専門的な仕事に就いている人が多いことがわかります。

仕事の種類を意識して仕事探しをすることで、シングルマザーでも働きやすい職場を見つけることができるでしょう。

ここからは、シングルマザーに人気のおすすめできる仕事を紹介していきます。

シングルマザーに人気のおすすめできる仕事5選

1 事務職

事務職の仕事内容は会社の事務全般に携わるものです。

求人サイトを見てみると、一般事務、営業事務、総務事務、医療事務など様々な名称がありますが、どれも基本的にはデスクワークが中心で、他の従業員の仕事を補助するような立ち位置になります。総務事務や医療事務には専門知識が必要な業務内容もありますが、未経験でも十分に活躍することができます。

また、専門知識を身につけることでより専門的な職業にも挑戦することができるので、未経験のシングルマザーが最初に就職・転職する仕事としておすすめです。

事務職は比較的残業が少ないため、シングルマザーでも働きやすい職場でしょう。デメリットとしては、他の職種に比べると給与が低いことが多いです。また、事務職はとても人気な仕事ですので、就職・転職の希望者も多く、採用の倍率が高いことも覚えておきましょう。

2 接客業

接客業は飲食店やアパレルショップなど、来客したお客様への対応やレジ打ちなどをするサービス業です。

接客業は未経験のシングルマザーでも無資格で就職・転職することができる仕事が多く、シングルマザーに人気の仕事です。特にコンビニやスーパーなどの接客業では、家から近い場所を選ぶこともできますし、営業時間外の残業も少なく、シングルマザーにもおすすめの仕事です。

デメリットとしては、比較的給与が低いことと、繁盛しているお店ではお客様の出入りも多く、体力仕事になることがある面でしょう。

3 介護職

介護職は、高齢者や障害者に対して、必要な介護支援を行う仕事です。

介護職は全国的に人手不足で、求人数もとても多いので、採用率が高い仕事です。介護職は無資格・未経験でも働くことができるので、シングルマザーでも挑戦しやすいし仕事です。

また、介護職の仕事を続けながら、介護福祉士などの資格を取得する人も多く、シングルマザーでも資格取得して年収アップを目指すことができます。介護職は一度働くとその経験を他の施設で活かすことができるので、転職にも有利になります。

デメリットとしては、介護職は利用者と直接接することが多く、ある程度対人コミュニケーションに抵抗がない人におすすめです。また、高齢者でも体格のいい相手をサポートしたり、入浴介助がある施設などでは、体力勝負となります。

福祉業界はシングルマザーへの理解もあり、シングルマザーの仕事先としておすすめです。

4 営業職

営業職は、自社製品やサービスを取引先にアピールして、契約・購入につなげる仕事です。

コミュニケーションやビジネスマナーは必要になりますが、多くの求人で、資格なし・未経験を歓迎しています。営業職が初めての人でも、先輩や上司に教わりながら、営業の仕方やビジネスマナーを学ぶことができます。営業職は事務職などよりも年収が高いことが多く、シングルマザーの働き先としてもおすすめです。

一方、繁忙期などでは、出張や残業が多い部署もありますので、口コミなどを調べて職場の雰囲気などを知ることをおすすめします。

5 コールスタッフ

コールスタッフは、顧客との電話対応が基本的な仕事になります。資格なし・未経験も歓迎している求人が多く、シングルマザーでも応募しやすい仕事です。

仕事では、商品やサービス内容に関する問い合わせが多く、きほんていにはマニュアルが整備されています。なかにはクレーム対応などもあり、対応に慣れるまでは仕事が大変なときもあるでしょう。

年収は低くなりがちですが、残業も少なく、デスクワークが中心で、シングルマザーの働き先としてはおすすめです。

6 看護師・保育士

女性が多い職場で、シングルマザーの理解も得やすい仕事先です。

看護師は夜勤のある職場もありますが、シングルマザーは夜勤が免除されたり、また、クリニックでは午前・午後のみが診察時間で、曜日によって半日勤務になったり、昼休憩が2時間以上あるようなところもあります。

また、他の職業と比べて高収入であることも魅力的です。保育士はシングルマザーの育児の経験を活かしながら仕事をすることができます。また、公立の保育施設で働く場合は公務員となり、安定した収入を得ることができます。

デメリットとしては、看護師と保育士のどちらも国家資格となるため、シングルマザーが家庭と仕事の合間に勉強するのは非常に大変です。有効求人倍率は2倍を超えているので、資格を持てばすぐに就職することができるでしょう。

なお、シングルマザーの就職や転職に役に立つ資格については、こちらで紹介しています。

30代や40代のシングルマザーが働きやすい仕事とは

30代40代のシンママのお金事情

シングルマザーになると、大黒柱として子供の生活を守る責任がのしかかります。

厚生労働省の調査によると、配偶者との死別や離婚などでシングルマザーになった平均年齢が34.4歳となっており、シングルマザーは30代の人が多いことがわかります。

30代といえば、子育てにもとてもお金が掛かる時期ですね。また、すぐに40代が近づいて、子供の受験や就学のためにお金が必要になります。

30代や40代は就職や転職が難しい?

シングルマザーでも若い頃であれば就職・転職先の選択肢も多いことでしょう。

しかし、30代や40代での就職・転職は年齢の条件でかなり不利になってしまいます。

求人サイトなどを見ていると、特に35歳を上限にして採用している会社が目立ちます。年齢のせいで、応募の時点で門前払いされる仕事も多いのです。

しかし、シングルマザーとしても子供を育てながら何としてでも働かなくてはならないでしょう。諦めずにしっかり求人を探していけば、年齢不問の会社もあります。

また、30代40代だからこそ、これまでの経験が有利になってより良い条件で就労・転職できる人もいます。30代40代のシングルマザーでも前向きに就活に取り組んでいきましょう。

ここでは30代40代におすすめの仕事を紹介していきます。

30代40代のシングルマザーにおすすめの就職・転職先

30代40代のシングルマザーでも、ポイントをしっかり押さえることで、シングルマザーの生活に合った仕事を探すことができます。

1 スーパー、コンビニ、飲食店などの接客業

先程、シングルマザーにおすすめの仕事としても紹介しましたが、30代40代のシングルマザーにも接客業はとてもおすすめできます。

特にコンビニやスーパー、飲食店などは、年齢を不問としている会社が多く、未経験でも誰でも応募することができます。

また、育児や学校地域とのつながりなどで、30代40代のシングルマザーはコミュニケーション能力の高い人も多いです。対人能力を生かして接客業に就職・転職することもいいでしょう。30代40代になると、一度はパートやアルバイトでレジ打ちや接客をしたことがあるという人が少なくありません。経験があれば中堅スタッフとして、尚更採用してもらえる可能性は高まるでしょう。

なかにはこれまでの経験を活かしてチーフマネージャーなどの高い役職に抜擢されて高収入を得られる場合もあります。

接客業は30代40代でも十分に活躍できる仕事です。残業が少なく、シングルマザーの状況も理解してもらいやすいので、とてもおすすめの仕事です。

2 介護・福祉職

こちらもシングルマザーにおすすめする仕事として紹介しましたが、未経験の30代40代でも応募できる求人が多いのが特徴です。

30代40代であれば、すでに親の介護に携わっている方も多いと思います。若い頃よりも福祉や介護のことがわかっているので、仕事の内容も理解しやすいでしょう。特に介護福祉関係は転職者が多い傾向にあるため、周囲も30代40代の職員が非常に多いです。シングルマザーのことも理解してもらいやすく、職場環境としても働きやすくおすすめでしょう。

また、介護の資格は30代40代になって取る人も多いので、周りの従業員と一緒に資格取得に向けて勉強することもできます。介護資格を取得すれば、年収アップも夢ではないでしょう。

3 Web/IT関係

Web/ITの分野は有効求人倍率が高く、資格なし・未経験でも歓迎している求人が増えてきました。

資格があると尚更、30代40代でも積極的に採用してもらえる可能性があります。特に近年は、在宅ワークを取り入れている会社も多く、働く場所や時間を選ぶことができるので、子育てで大変なシングルマザーに人気の仕事です。

また、他の業界と比べて、年収が高いことも魅力的です。

シングルマザーで理系のことはわからない、WebやITの知識が全然ないという人でも、最近は民間企業やハローワークの就労支援などで、Web・ITに関する講座がたくさん開催されています。30代40代のシングルマザーでも講座を受講することができますので、資格を取ることも十分に可能です。

初めての人でWeb・IT業界に対して不安もある方でも、無料の講座体験などを行っているところもありますので、まずは気軽に試してみるのもおすすめです。

4 資格があるなら看護師や保育士も

看護師や保育士なら、全国に求人があり、資格があって経験もある30代40代の職員を募集している求人も少なくありません。

女性の多い職場でシングルマザーの事情を理解してもらいやすく、また年収も安定しているため、子育てとの両立が可能な仕事といえるでしょう。

シングルマザーにおすすめの仕事!に関するQ&A

正社員とパートの違いとは?

正社員とパートは雇用形態が異なるため、会社によって、勤務時間、給与、福利厚生などの条件が違うことがほとんどです。正社員は安定した年収があり、福利厚生が整っている一方で、勤務時間は固定的で残業がある会社も多いです。

一方、パートは正社員と比べて年収は低くなりがちですが、自分の好きな時間に働くことができることが魅力的です。どちらも一長一短がありますので、シングルマザーの生活に合わせた働き方を選びましょう。

シングルマザーに人気の仕事や職業とは?

シングルマザーに最も人気の仕事は事務職です。

次いで、スーパーや飲食店などのサービス業、介護職や医療などの専門・技術職となっています。事務職やサービス業は無資格・未経験のシングルマザーでも応募することが可能ですので、シングルマザーの就職・転職先としてとてもおすすめでしょう。

30代や40代のシングルマザーでも就職できますか?

求人では、35歳を応募上限としている会社が多くあります。

一方で、レジやスーパーなどの接客業、介護職などは年齢不問としている求人も多いので、30代40代のシングルマザーが就職・転職しやすい仕事になります。

また、資格を取得することで、Web・IT業界などで働くこともでき、在宅ワークを利用して子供の生活スケジュールに合わせた柔軟な働き方が可能になります。

最後に

すでに仕事をしているシングルマザーでも今の年収に不満があったり、残業をもう少し減らしたいと思っている方も少なくありません。

シングルマザーの就職や転職に不安は当然あるでしょう。家事や子育てを両立しながらも、無理のない範囲で仕事ができるように、仕事選びは慎重に行いましょう。

未経験や無資格のシングルマザーでも就職・転職できる求人はたくさんありますので、シングルマザーに合った働き方を探してみましょう。

この記事を書いた人

雫田 雄太

弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士

略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。3,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。

 

家庭の法律問題は、なかなか人には相談できずに、気付くと一人で抱え込んでしまうものです。当事務所は、家庭の法律問題に特化した事務所であり、高い専門的知見を活かしながら、皆様のお悩みに寄り添い、お悩みの解決をお手伝いできます。ぜひ、お一人でお悩みになる前に、当事務所へご相談ください。必ずお力になります。

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