合わない夫婦の特徴は?冷めた夫婦・仮面夫婦は離婚の危機も?
対外的には仲の良い夫婦を演じていても、家庭内では必要最低限の会話しかしないような、冷え切った夫婦のことを仮面夫婦といいます。
仮面夫婦は、お互いに対する愛情や興味・関心が薄れている状態でも、さまざまな理由から離婚せず、夫婦としての実態がない状態で共同生活を送っているような夫婦のことを意味しています。
このように、仮面夫婦になるまでに夫婦関係が冷え切ってしまうことの要因には、価値観や性格の違いが大きく影響しています。
そこで本記事では、価値観や性格など、相性の合わない夫婦の特徴について、弁護士が解説いたします。
お互いの相性・性格が合わない夫婦の特徴をおさえておき、そういった合わない夫婦の特徴がどのように夫婦関係に影響するのか理解し、合わない夫婦の特徴が原因で離婚するのを回避できるよう、対処方法についても知っておきましょう。
目次
合わない夫婦の特徴があると離婚しやすいの?
お互いの相性・性格が合わないことが離婚の原因になる?
お互いの相性や性格が合わないことは、離婚の一つの大きな原因になり得ます。
特に、長い結婚生活の中で、当初は見過ごされがちだった性格の不一致や価値観の違いが、徐々に顕在化することがあります。相性の悪さが露わになると、日常的なコミュニケーションが困難になり、些細なことでの衝突し、夫婦喧嘩やすれ違いが頻発するようになってしまいます。
相性の悪さや性格が合わないことで、夫婦間の感情的な溝が深まり、大きな夫婦喧嘩が起きると、夫婦関係の修復が難しくなることが少なくありません。
夫婦のお互いの相性・性格が合わないと、夫婦はお互いに精神的ストレスを感じ、距離を置こうと別居をしたり、価値観が合わないからと離婚を選択する場合もあるのです。
相性の合わない夫婦の特徴・サインを結婚前に見極めるのは難しい?
相性や価値観が合わないことで離婚に至る可能性があるのなら、相性の合わない夫婦の特徴やサインに、結婚前に気付きたいですよね。「価値観が違うことは結婚前から分かるはずだ」と言う人もいます。
ですが、結婚前の交際期間中に、相性の合わない夫婦の特徴やサインを見極めることは、難しい場合が多いのです。
これは、恋愛段階ではお互いに最良の面を見せ合いがちであり、また、感情が高ぶっている状態では、将来的な問題になり得る性格の不一致や価値観の違いを見過ごすことが一般的だからです。しかし、注意深く観察し、以下のようなサインに気を付けることで、結婚前に相性の問題をある程度予測することは可能です。
まず、恋愛期間中はお互いに良い面を見せようとするため、普段とは異なる行動をとることがあります。これにより、実際の性格や習慣が見えにくくなるのです。
また、「恋は盲目」という言葉の通り、恋愛しているとき、多くの人は相手の良い面に目が行きがちで、悪い面や問題点を見逃すか、軽視しがちです。相手への好意・愛情が強いほど、相手の欠点を認めることが難しくなります。
そして交際期間中は、日常生活のすべてを共有しているわけではないため、相手の本当の性格や習慣を完全には知り得ません。特に、お互いが良い印象を持たれようとするため、深い部分まで理解するのが難しいこともあります。
そのため、相性の合わない夫婦の特徴やサインを結婚前に見極めることは難しいのです。
冷え切った夫婦関係に共通する合わない夫婦の特徴とは
関係が冷え切った夫婦には、相性が合わない夫婦の特徴が共通して見られることが多いです。
それでは、相性の合わない夫婦の特徴とはどういったものがあるのか、離婚に発展しがちな冷え切った夫婦に共通する、合わない夫婦の特徴を具体的に見ていきたいと思います。
合わない夫婦あるある1.自分の気持ちを言えない
離婚しやすい夫婦に共通して見られる合わない夫婦の特徴の1つ目が、「自分の気持ちを言えない」というものです。
ただ単に会話をするタイミングを失っている、といった意味ではなく、精神的に夫婦が対等とは言えないため、一方が自分の本心や本音を相手に伝えることができない、ということを意味しています。
夫や妻と会話をしていて、自分の本心や感じていることをパートナーに対して素直に表現できない、と感じることが多くある夫婦は、この相性の合わない夫婦の特徴があるかもしれません。
こうした背景には、パートナーに対する不安や恐れがあることが多いです。
例えば、過去に本音を表現した際に否定的な反応を受けたことや、それによって夫婦関係が悪化した経験があると、自分の気持ちを言ったらまた同じように否定されて夫婦仲が悪くなってしまうのではないか、と考えてしまいます。
また、パートナーからの批判、怒り、あるいは拒絶を避けたいという心理だけでなく、適切に感情を表現する方法を知らない、あるいはそのスキルが未発達であるために、本心を伝えることが難しい、という場合もあります。
あるいは、夫がモラハラ気質で普段から支配的な夫婦関係だと、支配されている側の妻は、自分の意見を述べることができなくなってしまったり、そもそも自分の気持ちを伝えよう、という発想に至らなかったりすることがあるのです。
こうした本音・本心を言えない一方的な夫婦関係は、相性の合わない夫婦の特徴として一般的です。
合わない夫婦あるある2.相手の悪い所・欠点ばかり目につく
関係性の悪い夫婦に共通して見られる合わない夫婦の特徴の2つ目は、「相手の悪い所や欠点ばかり目につく」というものです。
この合わない夫婦の特徴が見られる夫婦は、日常生活の中で相手の小さなミスや悪い所、短所や欠点に過剰に反応し、それが原因で夫婦喧嘩や言い争いに発展することが多いです。
例えば、夫が帰宅時に靴を揃えなかったことで妻が不機嫌になり、それが夕食時の冷たい雰囲気につながることがあります。また、妻が料理の際に少し塩辛くしただけで、夫が過剰に反応して「いつも料理が塩辛い」と文句を言い、それが大きな喧嘩へと発展することもあります。あるいは、夫が子供の宿題を見るのを忘れたことを妻が指摘し、その一件から夫の子育てへの取り組み全般を批判するような展開になることもあるでしょう。
「相手の悪い所や欠点ばかりが目につく」という合わない夫婦の特徴が見られる夫婦は、お互いのポジティブな側面を見ることが難しくなり、次第に相手への敬意や愛情が失われていきます。お互いに否定・批判し合う関係になると、夫婦でいることがストレスになり、別居や離婚へ発展してしまうのです。
合わない夫婦あるある3.パートナーに対する尊敬・感謝の気持ちがない
合わない夫婦の特徴の3つ目は、「パートナーに対する尊敬・感謝の気持ちがない」ことです。
合わない夫婦の特徴である「パートナーに対する尊敬・感謝の気持ちがないこと」は、日常生活の様々な場面で顕著に表れます。
例えば、夫が残業で遅くなり、疲れて帰宅したにも関わらず、妻がその努力を認めずにただ不満を表すことがあります。
また、妻が子供の面倒を見ながら家庭を支えているにも関わらず、夫がその努力を当然と受け止め、感謝の言葉を一言もかけないこともあります。妻としても、日々の献身が無視されることで、夫から感謝されていない、大切にされていないと感じ、次第に夫や家庭に対して否定的な感情を持ち始めるかもしれません。
これらの例からも分かるように、パートナーに対する尊敬や感謝の気持ちを欠くことは、相手を精神的に追い詰め、夫婦関係の悪化を招く原因となるのです。
「パートナーに対する尊敬・感謝の気持ちがない」という合わない夫婦の特徴に心当たりを感じた場合は、まずは自分から配偶者に対して日頃の感謝の気持ちを積極的に伝えるようにしてみましょう。
合わない夫婦あるある4.一緒にいると疲れる
関係性の悪い夫婦に共通して見られる合わない夫婦の特徴の中でも、特に顕著なのが「一緒にいると疲れる」という特徴です。夫婦関係が悪化し離婚する夫婦の多くに共通して、この特徴が見られます。
夫と妻がお互いの存在自体にストレスを感じ、リラックスできない関係になっていることを示しています。
例えば、夫が家にいるだけで妻が緊張し、常に何かを批判されるのではないかと不安に思うことがあります。また、妻が夫の趣味や興味を理解せず、それに対して否定的な態度を取ることで、夫は妻と過ごす時間が苦痛に感じるかもしれません。
このような状態では、夫婦は互いに精神的なサポートを提供するどころか、相手が原因で追加のストレスを感じることになります。共にいる時間が心地よいはずの家庭が、むしろストレスの源に変わると、夫も妻も自分の居場所を見失いがちです。
また、この合わない夫婦の特徴は、お互いが自分の感情を上手く管理できないことからも生じます。夫が妻の発言に過剰に反応したり、妻が夫の行動を過度に制限しようとしたりすると、相手に対する不満が高まり、一緒にいること自体が疲れる原因となります。
合わない夫婦あるある5.金銭感覚が合わない
合わない夫婦の特徴としてよく見られるのが、「金銭感覚が合わない」という問題です。
例えば、夫が将来のために節約を重視し、不必要な出費を避けようとする一方で、妻が生活の質を重視し、趣味や娯楽に積極的にお金を使うことを好む場合、この金銭感覚の違いが摩擦の元となります。
また、妻が家計を厳しく管理し、毎月の貯金額を決めているのに対して、夫が衝動買いをしてしまうことも、互いの間で不信感を生むことがあります。
このように金銭感覚が合わないと、夫婦はお金の使い道について日常的に衝突することになります。
合わない夫婦のこの特徴を改善するためには、お互いの金銭感覚を理解し、互いに妥協点を見つける努力が必要です。例えば、月の支出限度を設けたり、大きな買い物は共同で決定するなど、お金に関するルールを設定することが有効な方法です。
合わない夫婦あるある6.勢いで結婚した
相性の合わない夫婦の特徴の6つ目は、「勢いで結婚したため、そもそも相手との相性や価値観の相違を結婚前に十分に確認していない」というものです。
夫と妻が、交際期の盛り上がった末の勢いや、結婚を勧められるなど外的な要因に流されてしまい、相手との結婚生活を具体的に想定しないまま結婚に踏み切ったような夫婦に、共通して見られる合わない夫婦の特徴です。
このような夫婦は、結婚を決める前に十分な時間をかけて相手との深い対話を持ち、互いの価値観や将来の目標について理解し合うことが不足していたため、後になってから相性の不一致を痛感することになるのです。
結婚後に夫婦の関係が悪化して離婚に至るような夫婦には、以上のような相性の合わない夫婦の特徴が共通して見られることが少なくありません。
ですが、離婚しやすい夫婦に見られる合わない夫婦の特徴があるからといって、「相性が悪いから離婚しよう」と決めてしまうのは早計です。
相性が悪い夫婦も、相性が良い夫婦も、どちらも元々は他人です。夫婦の関係性は、たとえ相性が悪くても、適切に対処すれば修復・改善することは可能です。
それでは、相性の合わない夫婦の特徴について理解したところで、続いて仲良し夫婦の特徴を見ていきましょう。仲良し夫婦の特徴をおさえた上で、夫婦の関係性をより良いものにするためにはどのように対処したら良いのか、その心得についても把握しておき、パートナーとの関係性の改善に役立てていただければと思います。
仲良し夫婦の特徴・心得を知る
それではさっそく、仲良し夫婦の特徴・心得について見ていきましょう。関係性の良好な夫婦に共通して見られる、仲良し夫婦の特徴・心得は、主に次の5つです。
- お互いに尊敬・感謝の気持ちを持っている
- パートナーの些細なミスは気にしない
- 家事や育児の役割分担ができている
- 日常的にコミュニケーションを欠かさない
- お互いに一人で過ごす時間も大切にしている
それでは、仲良し夫婦の特徴について一つずつ見ていきましょう。
1.お互いに尊敬・感謝の気持ちを持っている
仲良し夫婦に共通して見られる特徴の一つは、「お互いに尊敬・感謝の気持ちを持っている」という点です。この特徴は、夫婦関係の基盤を形成し、お互いが心地よく支え合える環境を築く上で非常に重要です。夫が妻の日々の努力や成果を認め、声をかけて感謝を表すことで、妻は愛されていると感じ、夫に対する敬意も深まります。
また、妻が夫の仕事や家庭外の活動に対して理解を示し、その成果を称賛することで、夫も妻に対して感謝の気持ちを持ち続けます。
このようにお互いに対する尊敬と感謝の気持ちは、日常生活の小さな瞬間にも現れます。例えば、夫が忙しい中でも家事を手伝ったり、妻が夫の趣味の時間を尊重することで、相手への敬意を表すことができます。これらの行動は、お互いを大切に思う心から自然と生まれ、夫婦間の絆を強固なものにします。
仲良し夫婦のこの特徴は、単なる義務感からではなく、真の理解と愛情から生まれる尊敬と感謝に基づいています。夫と妻が互いの価値を認め合い、小さなことから大きなことまで感謝の気持ちを忘れないことが、互いに満足し幸せな関係を維持する鍵となります。
この相互の尊敬と感謝は、夫婦が直面する困難や挑戦を乗り越える力となり、長い間、関係を健全に保つための土台となるのです。
2.パートナーの些細なミスは気にしない
「パートナーの些細なミスは気にしない」という特徴も、関係性の良好な夫婦に共通して見られる特徴の一つです。夫と妻がお互いの小さな過ちを寛大に受け入れ、それを問題視しないことによって、日々の生活がより和やかになるというメリットがあります。
例えば、妻が時々料理の塩加減を間違えたとしても、夫がそれを咎めることなく、「次はもっと美味しくなるね」と前向きなコメントをすることで、妻は失敗を恐れずに再挑戦する勇気を持つことができます。
このように、関係性の良好な夫婦は、パートナーの些細なミスは大らかに受け止めることで、互いの信頼関係を強化し、心に余裕を持った生活を送ることができるのです。
こうしたパートナーへの寛容な態度は、良好な夫婦関係を長く維持するための重要な要素となります。
3.家事や育児の役割分担ができている
関係性の良好な夫婦は、家事や育児についての役割分担ができている場合が多いです。
例えば夫が仕事に忙しく、妻が家事と育児を全面的に担っている場合、妻は「もっと家事を手伝ってほしい」と不満を抱きがちですし、一方で夫は「自分が生活費を稼いでくる分、家のことは妻に任せたい」と思っています。
こうした不満やストレスが蓄積していくと、離婚に至ってしまう可能性があります。そのため、家事や育児を適切に夫婦で分担することが重要なのです。
また、役割分担のやり方についても、夫婦で工夫してみると良いでしょう。例えば、ドライブ好きの夫が子供の送迎を担当し、料理好きの妻が夕食は担当するなど、自分の得意分野や趣味、スケジュールに合わせて役割を担うことで、お互いがストレスを減らすことが可能となります。
そして、役割分担をするだけでなく、一方が役割を果たせない時には適切にフォローすることも大切です。
例えば関係性の良好な夫婦では、一方が仕事で忙しい時や体調が優れない時には、他方が積極的にその役割をフォローします。これにより、家庭内での支え合いが実現し、お互いに対する信頼と感謝の気持ちが深まります。
このように、家事や育児の役割分担がうまくいっている夫婦は、日々の生活がスムーズに運ぶため、お互いのストレスを軽減しながら、それぞれが自己実現のための時間も確保できるという利点もあるのです。
4.日常的にコミュニケーションを欠かさない
関係性の良好な夫婦は、日常的なコミュニケーションも充実しています。仲の良い夫と妻は、重大な出来事だけでなく、お互いの日々の些細な出来事や、思いや感情を頻繁に共有しています。
このようにして頻繁にコミュニケーションを取ることは、夫婦間での誤解が生じるのを防ぎ、感情が高まった時にお互いを落ち着かせ、問題解決に導く手助けとなります。また、日常の小さな共有が積み重なることで、大きな困難や重要な決断の際にも、お互いが一緒に解決策を見つけやすくなります。
関係性の良好な夫婦にとって、コミュニケーションは単なる情報の交換ではなく、愛情を表現し、相手を尊重する行為です。夫と妻が互いに話すこと、聞くことに価値を見出し、心を開いて接することが、夫婦の絆を深め、お互いの幸福感を高めることにつながります。
5.お互いに一人で過ごす時間も大切にしている
仲の良い夫婦は、二人で過ごす時間も大切にしていますが、同時に一人で過ごす時間も大切にしていることが多いです。関係性の良好な夫婦にとって、個々の自由やプライバシーの尊重は互いの精神的な健康と成長を促す重要な要素です。
例えば、夫が週末に一人でドライブする時間を持ったり、妻が友人とのお茶の時間を楽しんだりすることは、それぞれが自分自身をリフレッシュし、新たなエネルギーを得る機会となります。
このようにしてお互いに一人の時間を尊重することは、夫婦関係において新鮮さを保ち、互いの独立性を支持することに繋がります。お互いの支え合いがより意味深いものとなり、相手への感謝や尊敬の気持ちがより一層深まります。
そして、関係性の良好な夫婦は、一人で過ごす時間を通じて得た経験や学びを共有するので、お互いの世界観や夫婦の会話の幅も広がります。
このバランスの取れた関係性は、お互いが感じる束縛感を減少させ、夫婦間の信頼と理解を一層深めることに貢献します。夫と妻が個々に充実した生活を送ることが、共に構築する幸せな家庭生活の基盤となるのです。
以上が、主な仲良し夫婦の特徴になります。合わない夫婦の特徴と比較してみると、よりその違いが分かるかと思います。
さて、ここまで見てきて、相性の合わない夫婦の特徴があると思った場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
相性の合わない夫婦の特徴があった場合に、離婚の危機を回避するためにどのように対処したら良いのか、対処方法について見ていきましょう。
合わない夫婦の特徴があったら・・・離婚危機の対処方法
合わない夫婦の特徴があっても、すぐに諦めて離婚を検討するのではなく、離婚回避のための次のような対処法を試してみてください。
まず、夫婦で過ごす時間を取るのが難しくても、なるべく一緒に過ごす時間を作り、コミュニケーションを取ることが非常に重要です。少しでも時間を見つけて、夫婦二人でコーヒーを飲みながらその日の出来事を話したり、夕食は必ず一緒にとったりして、時間を共有し、お互いをより深く理解し、夫婦の関係を強化することが大切です。
また、単に表面的な会話をするだけでなく、夫婦がお互いの行動や発言の背後にある意図を理解しようとすることも重要です。
例えば、夫が家事に参加しない理由を妻が理解することで、夫に対する不満が軽減されるかもしれません。同様に、妻が金銭管理を厳しくする理由を夫が理解すれば、その点での摩擦が少なくなる可能性があります。
夫婦二人では離婚回避のための関係修復が難しい場合は、カウンセラーなどの専門家のサポートを受けることも検討してください。
相性が合わない夫婦の特徴があるからといって、離婚回避を諦めてはいけません。この記事でご紹介した相性が合わない夫婦の特徴は、日頃のコミュニケーションやスキンシップを増やし、相互理解を深めることで、改善していくことが可能です。
もしパートナーとの相性が悪いと感じても、必ず離婚に至るわけではないため、離婚回避のための対処法を試してみましょう。
【Q&A】合わない夫婦の特徴
Q1.お互いの価値観や相性が合わない夫婦は離婚しやすいのでしょうか?
個々の夫婦の状況にもよりますが、相性が合わないことにより、日常生活の中での夫婦間の摩擦が頻発し、解決されない不満やストレスが積み重なることで、離婚につながる可能性が高まります。
Q2.相性が合わない夫婦の特徴は何ですか?
お互いの相性が合わない夫婦の特徴としては、次のような特徴が一般的に見られます。
- 相手との精神的関係が対等でないため、自分の気持ちを言えない。
- 相手の悪い所・欠点ばかり目につき、それを指摘・批判することで諍いが絶えない。
- 言動や態度の中に、パートナーに対する尊敬・感謝の気持ちがない。
- 一緒にいると疲れると感じることが多い。
- 金銭感覚が合わない。
- 勢いで結婚したので、結婚前に相性を確認していない。
Q3.相性が合わない夫婦の特徴に該当しますが、離婚を回避する対処法はありますか?
相性が合わない夫婦でも離婚を回避する対処法はいくつかあります。
まず、お互いの違いを認め、尊重することが重要です。これに加えて、定期的なコミュニケーションを通じてお互いの感情や意見を共有し、誤解や不満を解消することが大切です。
また、カウンセリングや夫婦セミナーなど外部のサポートを利用することも一つの方法です。お互いに向き合い、離婚回避のための努力を続けることで、多くの場合、関係の改善が期待できます。
当法律事務所の弁護士にご相談ください
この記事では、離婚に至るほど相性の合わない夫婦の特徴は何があるのか、相性が合わない夫婦の特徴があった時、離婚回避のための対処法があるのか、といった点について弁護士が解説いたしました。
合わない夫婦の特徴は多岐にわたりますが、これらの問題を認識し、適切に対処することで、夫婦関係の改善や離婚の回避が可能です。
夫婦は元々、違う一個人の人間なのですから、相性や価値観が完全に合致することはまずありません。お互いの違いを尊重し合い、日々のコミュニケーションを通じて、お互いの理解を深めることが重要です。
もし相性が合わないことで、離婚を検討したり、離婚したいと言われた場合には、弁護士にご相談ください。弁護士にご依頼いただければ、離婚手続きをご依頼者様の代理人として迅速に進めていくことが可能です。また、離婚を回避したい場合にも、相手方との交渉を代理人として行います。
弁護士法人あおい法律事務所では、初回の法律相談を無料としております。ぜひお気軽にお問合せください。
この記事を書いた人
雫田 雄太
弁護士法人あおい法律事務所 代表弁護士
略歴:慶應義塾大学法科大学院修了。司法修習終了。大手法律事務所執行役員弁護士歴任。3,000件を超える家庭の法律問題を解決した実績から、家庭の法律問題に特化した法律事務所である弁護士法人あおい法律事務所を開設。静岡県弁護士会所属。
家庭の法律問題は、なかなか人には相談できずに、気付くと一人で抱え込んでしまうものです。当事務所は、家庭の法律問題に特化した事務所であり、高い専門的知見を活かしながら、皆様のお悩みに寄り添い、お悩みの解決をお手伝いできます。ぜひ、お一人でお悩みになる前に、当事務所へご相談ください。必ずお力になります。